楠田枝里子『ピナ・バウシュ中毒』
楠田枝里子さんの『ピナ・バウシュ中毒』が届いた。
実は楠田枝里子さん公式サイトから書籍の注文をしたので、サイン本が送られてきて、中味は内緒だけれどちょっとしたオマケ付きだった。
なぜ著者に直接注文したかというと、サイト内に「ピナ・バウシュ中毒」コンテンツがあり、こちらで多数の写真を使いながらピナ・バウシュにまつわる様々な思い出やこの著書ができあがる経緯がたっぷりと書き綴られていて、本書をまだ読んでいないのにすっかり感激してしまったから、その流れから思わずそのまま注文してしまったのであった。
http://www.erikokusuta.com/pina.html
もちろん先日、「ピナ・バウシュ ヴッパタール舞踊団」による来日公演を初めて観に行って、激しく感動したことがあるにはあったのだが。
ピナ・バウシュほど20世紀後半から現在に至るまでの舞踊シーンに前衛的でありつつ観客の魂を激しく動揺させる舞台を提供し続ける存在は他には見当たらないだろうと思われるのに、彼女について深く書かれたものや舞台映像が公開されたものは驚くほど少ない。
そんな中、楠田さんがピナ・バウシュをそれこそ中毒になったかのように「追っかけ」を続けられていて、公私知り尽くした深い関係性を持ったいらっしゃる立場から本にされているとなれば、これは読むに限る。
楠田さんの本はまだ20代の頃、『ロマンチック・サイエンス』(角川文庫,品切れ)や『不思議の国のエリコ』(文春文庫,かろうじて楠田さんサイトで入手可)を読んで、単なるタレントだけにとどまる方ではなく、科学に明るくその観察眼・発想力や文章力がすばらしいと承知していたので、その彼女がピナ・バウシュについて書くとなると、それだけで期待してしまう。
本の帯には2人の知人からの讃辞が掲載されている。
北野 武
ピナ・バウシュの舞台には
感動したが、
それ以上に、
わかりやすく解説してくれた
楠田さんのアートに対する
分析力は、すごいもんです。浅田 彰
これは批評ではない。
ピナ・バウシュだけが
書かせることのできる、
そして楠田枝里子だけが
書くことのできる、
限りない愛の手紙だ。
久しぶりに読む前からワクワクしてくる書籍である。
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