読書体験~ビジネス書から得られるもの

外出する必要のない一日であったが、何だか落ち着かない日であった。
未処理の仕事がイロイロあるからなのだろうか。
でもその理由だと、いつも落ち着かないということになるのだろうしなあ。
20日以降、全く読書時間を持っていないからなのかもしれない。

読書と言えば、昔のように柄谷行人や、蓮實重彦、吉本隆明、海野弘、廣松渉、清水博、西山賢一、丸山圭三郎、ジル・ドゥルーズ、ジョルジュ・バタイユ、クロード・レヴィ・ストロース、メルロ・ポンティ、マイケル・ポランニー、ヴィトゲンシュタイン、アーサー・ケストラー、ベイトソン、ライアル・ワトソンその他諸々の哲学・思想家達の著書を夢中になって読み漁っていた頃を懐かしく思う。

上の中で、最近でもたまに本を手に取るのは、マイケル・ポランニーと西山賢一くらいに留まっている。
特にここ数年は、ビジネス書ばかりが増える傾向にある。
しかも、上記懐かしいと思える本のほぼ全てに近いものを、20代半ばに古本屋に売り払ってしまったので、もう手元にはない。
当時、軽自動車のトラックで3往復かかる量だった(笑)
今も所持していれば、かなり貴重な本も多数混じっていたはずなのではあるが、イロイロと考えの揺れ動く青年時代における何らかの理由、おそらく過去を捨てて前進しようみたいな理由だったと思うのだが、全てを処分してしまった。
それ以外には、頻繁に引っ越しを繰り返した時期に、古新聞と共に捨ててしまったこともある。
マイケル・ポランニーの本など、いったん売り払ったのに、数年前、また本屋で購入するということとなった(笑)
私は学者ではないので、今のところはそれによって困るという事態は発生していない。
研究者への道を捨て、本ばかりに頼る姿勢も自身で禁じており、現場を重視しながら、現場で迷わないために、理論武装に参考となるものだけを取り入れるという姿勢を持って活動していこうとしているからである。
しかしながら、ビジネス書というのは、如何せん、レベルが低い議論が多すぎる。
こんな悲惨な分野であればこそ、数多く読むようにしないと、有益な議論には、なかなか出会えないということがあったりするのである。
私の講演をお聴きいただいたり、いい加減なコラムをお読みいただいた方ならすぐわかることなのだろうが、私の主張は大抵の場合には結果的に、主流派とはならない。
とはいえ、本当のことだからそのように発言し、講演をお聴きいただいても、大半の方から深く納得いただいているわけなのである。
私としては、「お勉強」は必要とせず、現象・仕組みを考えるにあたっての、根拠となる基盤を必要としているのである。
滅多にこのような点における知見を得る書籍とは、巡り合うことがない。
(実は、それなりには厳選して読むので、確率は意外と高いが)
多分、儲けることに、マニュアルも法則もないのであろう。
あるのは、小林秀雄風に言えば「考えるヒント」があるだけなのかもしれない。
いずれそのうち、どこか南の小さな島に読みたい思想書だけを持ち込んで、1~2週間ほど、読書だけに耽ってみたいなあ。
勿論、パソコン、ケータイとかを一切持たずに。。。
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