ゴダール作品に酔いしれる
土曜日は、洗濯やらアイロンかけとかしながら、ボサーっと好きというわけでもない映画の中、名作ゴダールの「気狂いピエロ」を久しぶりに観た。
あっ、ちなみに上記DVDのBOXは「勝手にしやがれ」も入っていてお得感のあるセット。
ゴダールの中ではとりわけ色遣いの妙が堪能できる作品だ。
着ている服も格好エエ。
ゴダールを評論することは蓮實重彦などに任せておくこととして、色彩の美しさは強烈な印象を残すのに十分で、その後80年代になって流行ったラテンアメリカの文学における色彩表現、ホルヘ・ルイス・ボルヘスやカルペンティエールといった作家達に大きな影響を及ぼしたのではないかとさえ思わせるものであった。
それは主演のジャン・ポール・ベルモンドとアンナ・カレーナが身に着けている洋服に如実に現れていた。
よくいる本来からのゴダールファンというわけでもなく、鈴木清順監督の映画とよく似たにおいのする私好きのパターンにはまっているから、ゴダールには結果的に興味がある。
このような映画のストーリー展開を云々するのではなく、純粋に映像表現で勝負している映画作品に、大多数の凡庸な人たちからの支持が集まっていないということが不思議でならない。
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