高台寺ライトアップ「百鬼夜行」を見学!
今春見学させていただいたのに引き続き、現在ライトアップを開催中との情報を高台寺門前会代表のまほうやさんからいただき、ワクワクしながら見学してきた。
高台寺は今年開創400年だそうで、毎年恒例の春と秋の夜間特別拝観(ライトアップ)に加えて、5月〜10月18日までの金・土・日はライトアップが行われている。
それと同時に境内でミニコンサートも催されている。
本日はヴァイオリンとピアノのコンサートが約20分×3回行われていた。
ちなみに下の写真は、まわりが池に取り囲まれた開山堂の中で行われたもの。

午後7時前に高台寺境内に入ったので、まだ完全に日は落ちておらず、7時スタートのコンサートで時間潰し。
私自身は時間潰しのために聴きによったのであったが、コンサートもしっかりと楽しみたいという方に個人的にオススメなのは、「ハープ&フルートの夕べ」や「琴の夕べ」かなあ。
詳しくはコンサートの日程表を見ればわかるのだが、どうもヴァイオリンの音色は純和風の雰囲気の中ではバターくさいというか西欧風すぎる。
もちろん、そんなに音色について神経質にこだわらないであろう大多数の方であれば、ヴァイオリンとピアノで有名な曲を演奏してもらえる本日のようなプログラムのほうが満足されるのかもしれない。
と、演奏も終わったところで日も落ちてすっかり暗くなり、方丈前庭で行われているライトアップを観に場所を移動。
日没直後の中途半端に暗いだけの状態ではまだライトが不鮮明なので、7時半くらいになってようやく楽しめるようになるのである。

今回のテーマは「百鬼夜行」。
それにちなんだ映像(動画)が次から次へと音響効果付きで方丈前庭に映し出され、暗闇に浮かび上がる。
上の写真は「きつねの嫁入り」。
「百鬼夜行」とは高台寺の説明を引用させてもらうと
九十九(つくも)神、捨てられた古道具が形を化け物や妖怪に姿を変えて夜の闇の中を行列し、ざわざわと徘徊するさまのこと。日本では古来、生き物と同じく道具にも魂が宿っていて道具を大切にするという意味を込めて描かれている
という意味であり、 「九十九(つくも)神」とは、
古くから道具は百年経つと精霊が宿るという云われがあり、九十九年目に精霊が宿る前に捨てる習慣ができ、捨てられた道具が化け物に変わること。
をいうそうだ。
だから、その徘徊するさまを表現するのに妖怪や化け物を動きを付けて表現されている。

ひととおりの映像を観るのに約5分ほどかかる力作に仕上がっており、下の写真がその最後に登場する僧侶の映像。
まるで庭に座られているような錯覚を覚える映像だ。
【なお、ライトアップの詳細はオンライン写真集を参照ください】

まほうやさんから事前知識を得ていたので私はなるほどと思ったが、京都以外の人達には高台寺のある祇園界隈と今回のテーマとの関連性が少しわかりにくいかと思う。
昔々は鴨川から東山にかけて、つまり五条大橋を渡った東側というのは、京都御所界隈が光の都市だとすると、この界隈は完全に闇の都市とでもいうべき地域であった。
現在は東山地区とでも呼ぶこの地域のことを昔は「鳥辺野」と呼ばれ、鴨川と清水寺の間にある
「六道珍皇寺」の僧侶に亡くなった方の引導を渡してもらい、そこから東の山のほう、つまり鳥辺野で葬ったという死者の眠る地域でもあったのだ。
先程、闇の都市と言ったが黄泉の国との境界地域と言ってもよいかもしれない。
実際、六道珍皇寺に小野篁の墓があるが、彼は昼は光の都市の官吏、夜は闇の都市の官吏、すなわち閻魔大王の元に仕えていたという伝説が残っている、そんな人物の墓があるくらいのものである。
さらには境内に小野篁が冥土通いに利用した井戸と言われているものも残っている。
以上のような歴史を持った地域が東山の一帯であり、だからお墓もお寺も多いわけであって、やれ清水寺だ、高台寺だ、知恩院だ、なんてディズニーランド気分で観光するような認識とはちょっと違うのである。
そんな高台寺で妖怪や化け物が徘徊するライトアップをこの初夏から初秋にかけて行われるというのは、涼しげでなかなか面白いのではなかろうか。
なお、6月23日からの期間中は高台寺掌美術館では「百鬼夜行絵巻」なんていうものを含めた「高台寺の蒔絵」の記念特別展が開催されるので、こちらも併せて拝観されるとよいかと思う。
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憎からず思ってるオトコを同伴し、
「きゃあ~」とぶりっ子して抱きつくには最高のシチュエーションかと。
楽しみやねえ~。
コメント by みさお — 2006/05/29 月曜日 @ 10:04:41
お化け屋敷のイメージよりも「ゲゲゲの鬼太郎」のイメージに近いかな。
コメント by sakimoto — 2006/05/29 月曜日 @ 10:19:45