「インターネット・マーケティング」講座の教科書をどうする?
デジタルハリウッド大学院の第1セメスターとして4月から始まる「インターネット・マーケティング」講座で使用する教科書やら参考書やらを、そろそろ選定しないといけなくなってきた。
いくらネット云々といっても、事業そのものをネット以外のところも含めて全体的に考えていかないとうまくいくわけがないはず。
そこでネットのことというより、少なくとも前半にはマーケティング全般についてのベースをしっかりとやっていかざるを得ない。
ということで、教科書候補のひとつは
ピアソン・エデュケーション (2002/10/05)
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とりあえず読んだが
完璧でした!
いくつかあるコトラーの中では一番簡単
となるかな。
まずまずの無難な選択?
「ミレニアム版」のほうは、分厚すぎて持ち運びに不便なので、社会人大学院生が日々読んでいくことが難しいと考える。
コトラーにはたくさん文句があるが、コトラーの説を学んでもらった上で学生さん達と徹底議論するのもよかろう。
一方でネットも非ネットも分けること自体無理があるのだとすれば、「統合マーケティング」学派を教科書としてもおかしくはあるまい。
例えば、
ダイヤモンド社 (2005/10/28)
この路線であれば、ブランド論について深めていくことも可能だし、なんといっても顧客とのコミュニケーションについてしっかり展開されているがゆえに、ネット活用ともスムーズに関係づけやすい。
あるいは教科書としては変化球となるであろうが、クリステンセンの3部作なんてどうだろうか?
翔泳社 (2001/07)
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新技術のダイナミズムを納得の1冊
今、この瞬間に役に立ちます
変化を求められている時代だからこそ
翔泳社 (2003/12/13)
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より実践的な内容に。経営幹部が問うべきことがコンパクトに。
内容はとてもすばらしいが、翻訳がダメ。
新規事業立ち上げに関わる人は必ず読まなければならない本
ランダムハウス講談社 (2005/09/16)
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判りやすいのだが,,,
やっとわかった!
歯ごたえ十分
う~ん、内容が先端技術系寄りなのでベンチャー的な取り組みには参考になるかもしれないが、、、やはり一般的ではないかな?
まだマーケティング全般ということだけであるなら教科書選定はいくらでも可能なんだが、インターネット・マーケティングについての教科書ということになると。。。
何でこの分野になった途端、教科書とはなりえない書籍ばかりが氾濫しているのだろうかと愕然としてしまう。
例えば、
・「これであなたも大金持ち!」的なノリのネットビジネスならぬ、まるでネットワークビジネスのような書籍
・自称ノウハウとは言っている凡庸な話がつらつら書かれているだけの書籍
・雑誌で取り上げるべき超短期間だけに通用するかもしれないノウハウ書籍
・WEBデザインやプログラミングといったマーケティングの周辺にある技術書
であったり、本来なら、
日経BP社 (2000/12)
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これからeBusinessのマーケティングを担当される方には最適な著書
インターネットを恐れない
あたりがその役割をしてほしいところだが、
・発行が2000年12月と古く事例やデータが参考にならず、
・個別の内容がうわっつらだけを触れた程度であり、
・おまけに議論を4Pに無理矢理押し込んだ苦しい展開である
がゆえに、とてもではないが使える代物ではない。
内容がかなり薄っぺらな導入部だけでよければ、発行が2005年という理由だけで
日本経済新聞社 (2005/08)
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非常に体系的に学べます
これで十分といったところか?
しかしながら、1時間もあれば内容を理解してしまえ、そのあとに議論が深まらないものを教科書にしてしまって意味があるのかと思ってしまう。
そうであれば「インターネット・マーケティング」ということではなくニュー・エコノミーの時代でのマーケティング的観点を議論していくという意味では、
東急エージェンシー出版部 (2002/08/06)
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目立たない名書だと思います
今マーケットで起き始めていることへの理解を深める本
にするというのも面白い展開となるうるかも。
おっと忘れるところであったが、
翔泳社 (2001/12)
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この本はCRMの本ではない!
よい本です
事例が古くしかも米国事例ばかりなところが欠点ではありながら、インターネット・マーケティングを取り扱っている数少ない有効な書籍かも。
しかし、ケーススタディが詳しく述べられていて、よい点を指摘しているように思えるのに、「なぜだか」拒否反応をおぼえる。嘔吐をもよおしそうな感じ?
「なぜ」の理由はひょっとすると監修しているアクセンチュアなどのような会社の若いコンサルが本に書かれているような調子でペラペラとしゃべっている姿をイメージすると、大学院生達に「そうはなってもらいたくない!そんなのはわかっているようでいて、実は上すべって賢ぶっているだけなんや!」と激しく感じるからなのかもしれない。
はたまた、この書籍を学べば学ぶほど、「コンサル的表現を随所に散りばめながら、完璧な論理展開で説明するのだが、実際には全く説明のようにうまくはいかない」というスキルを学ぶことになりかねないというニオイがするからなのかもしれない。
はっきりした理由はわからないながら、やはり教科書としては却下だな(笑)
こんな書籍を採用するくらいなら、先程のニュー・エコノミーという切り口と関連したところ、社会ネットワーク論的側面から議論を発展させていくのも選択肢に入れてもよいかもしれない。
例えば、
阪急コミュニケーションズ (2004/10)
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訳者の大罪を許す訳にはいかない
研究とはかくあるべきと思いました。
これからのマーケティングを考えるヒントになります
や、この種のいくつかの書籍のうちから採用という手もありなのかも。
教科書を使うのは全ての講義時間というわけではなく、そのうちの一部で終わらせる予定ではあるが、とはいえ講座の展開には大きな影響を及ぼすことには違いなく、頭が痛いところ。
ちなみに参考書として取り上げ、議論してみたいものは既に決まっていたりするのである。
もちろん??「インターネット・マーケティング」の書ではなく、「マーケティング」でさえない(笑)
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