「老舗」?がこれではダメですよ
なんとも疲れが溜まっているようで昨日は午後9時頃寝た。
昨日昼飯を喰ったのは、徒歩3分のところにある大正二年創業の老舗店。
入口が二カ所に分かれていて、 下の写真では手前側が団体予約客の昼食または夕方から開店する会席料理用。奥側(わかりにくいが)は鮨屋の入口。

私のクライアント先に京都の料亭さんがあり、本日そのコンサルがはいっていることもあってのことなのか、なんとなく近所の店を視察したくなったのである。
ということで鮨屋のほうの入口から入った。
第一印象。
ここは場末の大衆食堂か(笑)
確かに取り扱われているメニューとしては、夏はハモ料理、冬場はカニ・フグ、定番メニューは鮨一式、スッポン、ウナギ料理、懐石料理、鍋料理、各種一品料理となっており、仕出しにも対応、10室以上ありそうな個室や宴会用の大きな座敷も備えている。
入ってすぐ、古めかしい町屋風印象とはならず、「ボロい店やなあ」と思った。
「古めかしい」というのと「ボロい」とでは大きく違う。
和風の天井材を所々修繕したのか90センチ角ほどの洋風天井材が貼り付けてある。
カウンターの椅子はまるでレトロな洋食店のように白いシーツ様生地のカバーがついたもので、鮨屋の店内に独特の違和感を醸し出している(笑)
店内奥に置かれた水槽の中はガランとしていて「アジ」が2尾泳いでいる。昨夜に大量オーダーが入ったのであろうか?
うっすら聞こえてくるBGMは、なぜだかチャイコフスキー「白鳥の湖」(笑)
カウンターの中は物だらけで雑然としており、どこかのスナック・喫茶店によく見受けられる感じ。
更にはカウンターのショーケースをよく見ると、うっすらとホコリが!
対応にきたパートのベテラン風おばちゃんにメニューの質問をしてみても「私、どれがおいしいなんて、わからへん」って、おまえが説明できずにどうするねん!
1000円のランチメニューが3種類ほどあったが、いかにも安かろう悪かろうといったメニューでありそうな気がしたので、あまり気乗りのしないまま2500円の上にぎりを注文。
仕方がないなあといった出で立ちでカウンターに板前さんが登場し、にぎってくれた。
鮨屋や魚屋は、「ニオイ」だけで食べる前からある程度のレベルがわかる。
新鮮なものばかりを取り扱っている一部の店には、魚臭さがまったくしないものである。
仮に高級品を仕入れているとしても、新鮮ではない魚がおいしいわけがない。
このお店もショーケースを開けられた際にただよったニオイで「ああ、やっぱり」とガッカリした。
出てきたのは案の定というか、いやな予感的中というか、まるでスーパーでにぎりを購入したのと変わらないような味と品目。
赤出しはどうかなとフタを開けたら、なんと合せ味噌で、魚のアラが入ってはいたが、この雰囲気から想像してしまうのは、昨夜の魚から出たゴミをぶち込んだだけというように受け取ってしまう。
アラ以外に薬味ひとつ入っているわけではないところからも、まあ当たらずといえど遠からずか。
あまりにもひどいので、そそくさと会計を済ませようとしたところ、おばちゃんは「釣り銭がいらないようだったら、ここで受け取らせてもらう」と、入口近くにあるレジに行くことも邪魔くさい模様であった。
以前このお店の料理屋側のほうには某財団の方々と訪れたことがあるのだが、その時はここまでひどいとは感じなかった。
おそらく昼間の個人向け対応はあまり儲からないので力を入れてないということでもあろう。
経営者は、力が入ってない姿をさらし続けると、常連客がつかず、悪い口コミが蔓延することを認識しているのだろうか?
残念なことに、このような飲食店がそこここに京都の老舗だと名乗って営業をしている。
旅行代理店と組んで、団体客を獲得していけば十分やっていけるということなのかもしれない。
でも地元の人間からすれば、こんなお店に二度と行くことはない。
ここよりももっと全国的に抜群の知名度を誇る高級老舗料亭でさえも、少し味が落ちると、その口コミが蔓延していく街なのだから。
本日はこのあと、某有名老舗料亭で会食する予定。
とはいえ、これは仕事として行くのであって、クライアントさんとこの店のサービスやマネジメントを参考にしながら、中期経営計画を築いていこうとの試みである。
ちなみに「参考」にするとはいっても、真似ようという意味ではなく、客観的に評価しやすい他人の店をダシにしながら、アイデア発想のヒントにするといった意味あいなのだっだ。
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