ハウス食品の広報・宣伝部署における変化
ハウス食品といえば、香辛料やカレールウ、スナック菓子、健康食品など、かなり利益率の高そうな商品の製造メーカーで、商品を認知してもらってナンボの世界だということから、テレビCMを大量に垂れ流すことによるマスへの認知促進を基本戦略としているとの認識を持っている。
その基本戦略が色濃く反映されていることとして、たとえばハウスのWEBには商品情報の掲載などされていない場合も多く、唯一の商品関連情報としてCM情報があったりしたものであった。
ところが、ここ最近になってハウスの広報や宣伝についての認識が大きく変わってきたようだ。
そう思った理由は27日の日経新聞朝刊の社会欄に掲載されたハウス食品のお詫び広告。
どのようなことが書かれていたかというと、「スープ de おこげ」が計画値以上に売れすぎてしまい、供給が間に合わなくなってしまったので一部地域でしばらく販売を休止するということについてのお詫びであった。
う~む。
いよいよ宣伝以外の方法にも目を向け、広報を「利用」して商品価値を上げようと、ここまでやってしまうようになってしまったのかと、思わず苦笑いしてしまった。
そういえば少し前に食品系の不祥事が続出していた頃、同じく新聞社会欄掲載のお詫び広告で、スターバックスコーヒーが掲載した、ある店舗で賞味期限が若干超えてしまった食品を数個販売してしまったことについてのお詫び広告が載っていたことを思い出した。
本当にいちいちこのレベルでお詫びしていたら、ノートパソコンのメーカーなんて毎日お詫び広告を載せないといけなくなるかも(^^;
まあスタバの場合にも、こんな些細なことでも正直に公表して深く反省するという企業姿勢を示すことで、企業イメージアップを狙っていることがアリアリとわかるいやらしい広告だなあと思っていたところ、CM垂れ流し命でやってきたハウス食品でさえ、お詫び広告の「活用?」に気がついたということで、今後しばらくは本来的な純粋なお詫び以外での目的での広告掲載が見受けられることになるのだろう。
ちなみにハウス食品のWEBを見てみたところ、下記のようにこちらのほうにもちゃんとお詫びが掲載されていた。
このお詫び文の存在以外にもせっかくなので、イロイロWEBを見ていくと、随分と大きくリニューアルされていて驚いた。
以前はほとんどテレビCM情報を載せているWEB一色というイメージだったのに、私が明らかに変わったとすぐに気づいたところだけで言っても、
- ドメインが「co.jp」から「.jp」に変更され、「www」も省略されて、URI自体が短くなった。
- 以前掲載されていなかった商品情報が掲載されるようになった
- ナビゲーションがものすごくわかりやすく改善されていて、SEO対策も施されている
ということになっていた。
みんなCSRとかコンプライアンスとか、本来の意味を乖離してしまっている企業が多いのかも。
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