2008年以降のテレビにまつわる大変化
本日4日の日経新聞の第一面は、ドコモの次期導入予定の高速携帯についての記事が飾っていた。
NIKKEI NET:企業 ニュース
ドコモの次期高速携帯、速度260倍で投資10分の1NTTドコモは2010年をメドに、携帯電話を使って光回線並みの速さで通信が可能になる次期高速通信サービス「スーパー3G」を低コストで導入 する。現行の第3世代(3G)携帯サービスに比べ通信速度を260倍に引き上げるが、主要設備を改良して使い続け、投資額を第3世代の10分の1以下に抑 える。高品質のサービス提供と設備投資軽減の両立で、全国での早期普及を目指す。携帯料金の引き下げ余地も生まれそうだ。
ドコモは現行の第3世代携帯サービス「FOMA(フォーマ)」の次にあたる「スーパー3G」を10年度に始める計画。07年から実証実験を始める。通信速度は最高で毎秒約100メガ(メガは100万)ビットと、家庭用の光ファイバー通信並みになる。(07:00)
このニュースにある2010年度に始まる100メガサービスがスタートするタイミングは、もちろん2011年テレビのアナログ放送が中止となり地上デジタル放送だけとなる時期に先立って導入するというもの。
家庭用光ファイバーと同等のスピードとそれよりも安い費用でケータイ・インターネットが利用できるインフラで、テレビのコンテンツもブロードバンド放送できてしまうのだ。
まあ弊社では時代を先取りしてすでにそのような姿を目に見えるようにしていっているわけではあるが。
ただ、ブロードバンド放送にまつわる戦いは2010年を待たずしてすでに起ころうとしている。
ひとつの山場は2008年。
総務省が2008年にはテレビ番組をブロードバンド放送会社で流す許可を出すようにテレビ局に申し伝えている。
その際に問題となっていた著作権にまつわる部分も、文化庁が今まで「通信」であって「放送」ではないと解釈されていたブロードバンド配信を、著作権法で「放送」と認めるための検討が2006年から始まっている。
また、家電大手5社で結成したテレビポータルサービス(株)発表によると、デジタルテレビにブロードバンド接続機能を付加したテレビ製品というのが現在のテレビ仕様に若干の機能を付加すれば簡単に作れてしまい、それらを量産していく準備がすすんでいる。
2007年度にはストリーミングVODサービス、2008年にはダウンロード/蓄積型サービスをスタートさせる予定。
テレビ局としては受像機自体が変わってしまうと、テレビ番組以外のものを見られる時間が増えることが想定され、視聴率命の立場で商売している以上、見過ごせない動きとなっている。
それに対するテレビ局のほうは、2008年中には地上デジタル波を流す電波塔の整備が大方完成する。
さらには、空いた電波領域で通信サービスを展開していく余地もいくらでもある。
いずれにしても、テレビ番組を楽しむスタイルは単に受像機が地上デジタル波に変わっただけで、何も変化が感じられないということではなく、ケータイ・インターネット、光インターネットなどのサービスも交えて、これから大きく変貌せざるをえない局面にさしかかろうとしているのだ。
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