今年3月にみなとみらいホールでミュンヘンフィルライブで聴いた8番とはまったく印象の違うCDだ。
もちろん、オケがシュターツカペレ・ドレスデンと、違うからなのか?
私はオケの違いだけではないと思う。ティーレマン特有のゆったりとしたテンポ感がどこかにいってしまって、一つ一つのフレーズやサウンドを味わう有余を与えてくれず、曲は次々と流れていってしまう。
DVDで指揮している表情を確認してみても、とても冷静な印象を抱いていたのに、この演奏は地に足がついていないように、上滑りながら進行していっている。
各楽章の終わり方もライブでは、あんなに感銘的だったのに、それはどうしたの?
ここには私がイメージするティーレマンは存在しない。
はっきりいって失敗作である。
もし駄作イメージを持たれたくないなら、日本でのライブ版を出すべきである。必ずこのCDより売れるから。




















