iTunes利用からCD walkmanへと時代逆行の道に
Macで作業中は大抵の場合にiTunesでCDを聴きながらということをしていたのであるが、ついにサウンド系の基盤がヘタってきた模様。
小さな音量しか出なくなってしまった。
本体のボリュームを最大にしてiTunesのボリュームも最大、なおかつiTunesのイコライザーであらゆる数値を目一杯高くして、やっとダイナミックレンジのない、かなり歪んだ音で聴くことができる有様(泣)。
そろそろパソコン本体自体がご臨終となる時期も近い徴候か?
会社で使用しているDellのノートも、つい最近基盤が壊れて修理行きとなっている。
こちらは新品購入から一ヶ月で故障。
ちなみに、Dellだからなのか、以前これでiTunesを使い音楽を聴いてみたところ、音飛びが激しい上に明らかにMacと比べて音質が荒く、ひどいものだった。
てな状態だったので、日常のリスニング用にSONYのCDウォークマン、D-NE20を購入。

walkmanを使うのが初めてであるためか、オモチャかいなと思ってしまう外観。
まあしかし、CDポータブルの中では上位機種にはいるらしい。
とはいえ上位機種でも値段からすると大したものではないのだろうが(^^;
同じオモチャ風であってもiPodの類で音楽を聴くということには興味が持てない。
データを圧縮するフォーマット全般については明らかに音質が悪くなるので、私が楽しめると思えるレベルの音質には届かない。
とはいえ、購入したのもオモチャ風ポータブルなので、どうなのだろうと聴いてみたところ、比較的素直な音であり、音の輪郭もしっかりひきしまった感じなので、予想していた以上の出来でひとまず安心した。
ちなみに、リモコンを取り外して、本体に直接ヘッドホンを取り付けたら更に音質が向上した。
搭載されたデジタルアンプもこれはこれでなかなかよいものだ。
これで日常音楽を聴く分に困ることはなさそう。
このウォークマンはATRAC3plusという高音質圧縮フォーマットで編集したCD-R/RWを再生できるらしい(編集ソフトが付属) 。
おそらく通常のMP3より高音質であることに興味を示す人も多いのだろう。
ウォークマンシリーズの中でも、現在は圧縮ファイルの再生ありきであるメモリーオーディオタイプが主流となっており、CDウォークマンなんて今どき落ち目。
確かにより小型軽量化に進んできているということと、好きな曲だけを編集して組合せやすいというところが便利だということなんだろう。
この流れ自体は、自作の音楽作成や既存楽曲の編集がしやすくなって、今まで表現したくても敷居が高く難しかった多くの人達が手軽に表現できるようになってきたということでもあり、ファイルが軽くなった分ダウンロードによる流通が促進されるということでもあるので、喜ばしいことだといえるのだろう。
クリステンセンのいうイノベーションによる破壊的技術(品質は落ちるが低価格で提供できる技術)の理論とも、普及することについての理屈が合う。
インターネットをビジネス的観点から関心を持つ人間としても喜ばしい傾向であることに違いない。
WEB2.0的路線が推進する猫も杓子も皆表現者という方向と発想が合うからである。
しかし、である。
これは音質にこだわらざるをえない大規模オーケストラ好きの私となれば、よからぬ傾向と言わざるをえない。
私だけが特殊ということではなく、少なくともクラシックの好きな人達は間違いなくそう思っているだろう。
なぜなら現在ありうる圧縮フォーマットでクラシックを聴くと、聴くに堪えない音質しか得られず、少なくともCDレベルの音質が得られなくては話にならないからである。
変化の激しい時代だからなのか、音質劣化を伴う技術革新ばかりが目につくのだが、上位機種のCDポータブルだというのならMP3に対応しているかどうかなんてどうでもよいから、SACD規格に対応なんていう付加価値・高機能のものにも是非取り組んでほしいな。
世の中音質劣化フォーマットによって音楽が普及していくメリットも確かにあるが、耳がバカになりそうなフォーマットでしか音楽が聴けないという時代には絶対になってもらいたくない。

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