2007/03/27 火曜日

CGMが旬のキーワードであるとの誤解

Filed under: マーケティング, 講演・講義 — 咲本 @ 05:31:45

26日は弊社代表の市川と大手ネット系代理店のオプトさんにおじゃまして、そちらのクライアントさま相手に講演をさせていただく機会をいただいた。

そこで冒頭に代理店さんからなされていたお話の中に、今年旬となるキーワードが3つあり、それは「動画」「モバイル」「CGM」ということだそうだ。
なるほど3つともよく耳にするワードではあるが、私自身は単なるワードではなく「キー」となるワードとして「CGM」という言葉を挙げることには疑問をもっている。

いうまでもなくCGM=Consumer Generated Mediaということなのであるが、そもそも消費者がメディアを生成するなんてことなどあるわけがないし、あってもらっても困る。
メディアとは不特定多数の人達によって自動的に自然と出来上がっていくというものではない。
そこにはある特定の個人による「編集」という視点もあるだろうし、どういった方向にもっていきたいのかという「思想」も含んでいるべきものなのだ。

だから、今後いくら技術がすすんでいったとしてもGoogleが自動化技術によってメディアを作るということはありえないし、ましてやブログ・ポータルサービスがメディアであるなんてことなど、そもそもありえない。

『「みんなの意見」は案外正しい』 というCGMやWEB2.0の流れを持ち上げる本が出ているが、ある方向にとりまとめようとする編集者的価値観のフィルターを通しての「みんなの意見」は大いにありうるものの、何か放置しておくだけで勝手に「みんなの意見」が発生していき、それが「案外正しい」なんてことが起こったことは歴史上まだない。
逆にそれは衆愚政治をまねくことにしかならない。

CGMやWEB2.0はインフラ的な便利機能となる可能性のあるものを提供はしてくれるが、だからといってそれはあくまでも機能であることにしかならず、単なる機能であるだけのものがそれ自体によって何か高い価値を生みだすということはない。

重要なのはいかなる機能があろうとも、その機能に載る有用な「情報」のほうである。

だから、映像を流せるという「機能」をいくらテレビが持っていようとも、元となる「情報」のほうは新聞のほうが持っていたりするがゆえに、案外今でも新聞社のほうが力を持っていたりする。

じゃあIT系で自ら情報を取りにいっている会社があるかというと、残念ながらまだそのような会社は存在しない。
あくまでも機能やインフラを提供しているにすぎないのだ。
機能とインフラしか存在しないものは決してメディアではない。
・・・てな話を帰りのタクシーの中で弊社代表としていた。
講演を聴いていただいた方には申し訳ないが、人によってはこちらでの会話のほうが、ある意味興味深い内容だったかもしれない (^^;

2007/03/09 金曜日

2007年度のデジハリ大学院講義予定

Filed under: 講演・講義 — 咲本 @ 23:09:29

今年3月いっぱいでデジハリ大学院の教官を辞めさせていただこうと思っていた。
突如として東京在住へと変わってしまったことと、業務多忙のため。
実際、随分前に事務局にはそのように申し出ていた。

ところがイロイロと事情があって、私にも少なからずの責任感のようなものもあり、結局は2007年度も継続して教官として講座を担当することとなった。

今年度からはインターネットマーケティングについては新しい方にお譲りして、 事業計画手法とビジネスプラン演習を担当する。
今まで事業計画手法としてひとつの講座だったものが、二分割され、前者が入門篇、後者が応用篇といったイメージ。

なぜ引き続き担当することにしたかというと、実際、この講座を担当するのは特殊な人間じゃないと難しいということ。
専門的なインターネットビジネスからベタベタのリアルビジネスまで、学生さんの希望されるビジネスに対してアドバイスできなければならず、また、事業計画を作るテクニック的なことを教えるのではなく、その背景にある経営戦略論を理論的にも教えられ、かつ実践といかに結びつくのかといったところもカバーできなければならない。

てなことなので、ほかの方では正直なところ難しく、また、私が辞めるということに学生さんからも反対意見が出てしまったのであった。

事務局から東京から往復したら、時間とお金ともども赤字となってしまい、それが申し訳なく積極的に依頼できない旨を説明されたが、多少の赤字であってもとりあえず今年度は続けることにしよう。
個人的に赤字というのは嬉しいわけがないのであるが、まあ致し方ない。

2007/02/28 水曜日

出版決定!3月の講演も2件決定!

Filed under: 講演・講義 — 咲本 @ 22:27:48

弊社社長の本が出版されることが決定!
出版社は東洋経済新報社。

編集部部長と編集ご担当者に日本橋の日銀近くにある東洋経済のビルまで打ち合わせに行き、その時の感触はたいへん良いものであったのだったが、あれから半月が経過しており、結果がわからないままの不安定な状況が続いていたので、最終決定となってなによりもほっとしている。

まあでも、これから執筆に入っていくので、実際はこれからのほうが大変だ。

執筆といえば、本日、某大手出版社の編集の方がお越しになり、ビジネス書出版の打診を受けた。
こちらは今後すすめていくとすれば、社長以外のチームで執筆をすすめていくことになりそう。
決して悪い話ではないので、これから前向きに社内で打ち合わせをすすめていきたい。

3月の講演のほうも2件決まった。

1件目は大手ネット系代理店主催でそちらのクライアントさんを集められて開催されるもの。
こちらは社長のほうにモバイル動画CMのことを中心に話してもらう予定。

もうひとつは、MCF(Mobile Contents Forum)という大手からベンチャーまでモバイル系事業者のほとんどが加盟している団体主催のセミナー。
こちらのほうでは、我々のように動画放送を行いながらどちらかというと大手さん向けのブランド広告を提供する身から、「メディア」「ブランド」「広告」といった原点に立ち返り、我々でしか語れないであろうモバイル業界活性化のヒントとなるような講演にしてみようと思う。
講演は柴田取締役にやってもらう予定。

組織を個人ベースで活発な情報発信をしていけるような方向に変革していきたく、この傾向はたいへんよい。

ちょうど中心部にひとつの波ができそうな状況であり、こういったことを基点として社内中に情報発信の波紋を広げていきたい。

2007/02/27 火曜日

経済産業省、LLP戦略的活用法のフォーラムに柴田取締役が登場

Filed under: 講演・講義 — 咲本 @ 20:48:34

昨日26日は経済産業省主催、「新事業創出フォーラム」~新しい連携のカタチ!LLPの戦略的活用法~というフォーラムが開催され、弊社からは取締役経営企画室長の柴田氏がパネラーとして登場。

東京中小企業投資育成の最上階ホールいっぱいの参加者を前にした大舞台をたくさん経験してきたというわけでもないが、堂々と、かつ的確に話していく様子は、言っては悪いが出演者の中では唯一手馴れているように見えたのだった。

LLPフォーラムでプレゼン中の柴田取締役

イベントにはベンチャー系の方々にはお馴染みともいえる関東経済産業局の新規事業課長さんがお越しになっていてご挨拶させていただいた。

思っていた以上に立派なイベントであり、このような機会をいただいた経済産業省関東経済産業局の方々ならびに運営のリーディング・イノベーションさんの方々、ほんま、ありがとうございました!

2007/02/24 土曜日

大手メーカーのブランド活動とモバイル動画CM

いやあ疲れた疲れた。

昨日23日、日本マーケティング協会さん主催の「動画で変化するeマーケティング」が開催され、大手企業広告宣伝部さんや外資系広告代理店さんを中心に120名ほどの方にお集まりいただき、六本木の協会さんの会場が満員御礼。
決して安いわけではない参加費なのにもかかわらず、たくさんの方々に関心を示していただき、たいへんありがたい。

日本マーケティング協会「動画で変化するeマーケティング」

今回セミナーとパネルで行われた中心となる話題は、ナショナルクライアントさんがターゲット層に向けて広告の接触回数を増やしていくことでブランド活動をすすめていく際に、新しい動画メディアをどのようにしてプランニングの中に活用していくのかということにしておく。

というのも、若干1名その流れに逆らうというか、別の路線をすすもうとしているスピーカーが混じっていたから(^^;

接触回数でたいへん重要となってくるのは、「時間」という切り口。
つまりはターゲットと想定するユーザーのライフスタイルにおいて、その時間ごとにいかなるコンタクトポイント(タッチポイント)がありうるのか、またその中でどういった方法がもっとも有効だといえるのかということ。
このことはブランドマネージャーの人たちからすると誰もが当たり前のことだと思っているのだろう。

だからメディア側もデータに裏づけされた明確なポジショニング(とりわけ視聴の多い時間帯とそのユーザー属性)をクライアント企業に示していくことが必須となる。

こ ういった議論は、ユーザーの抱くブランド態度は大きく2つに分類することができ、それらは一般的に「情緒的反応」と「行動的反応」と呼ばれるものであり、 主としてユーザーのほとんどが該当する前者のほうを想定して「ブランド購買意図率」を上げようと手を打っていくものだ。

若干1名の違和感を感じたスピーカーが話していたことは、後者の「行動的反応」に該当することばかりだったことから生じていた。
具体的な行動をしようとしている人にとっては、ベネフィットや機能を詳細に提供することが購入に直結する。
ただしユーザーの絶対数は概して少なく、中小規模の企業が取り扱うロングテール型の商品というか、ニッチな商品に向いているといえる。
もし前者の立場からすれば暴論にしか聞こえないであろう「CM接触回数は効果の高いCMを1回打つだけで、かなりの反響がある」という発言も、行動的反応 を狙ったものだとすれば、大企業の求める売上には遠く及ばないながら、小規模企業にとっては一定の効果があったと判断できなくもない。

まあWEBサイトにおける情報発信というのも、企業にとっては「行動的反応」を意識した活動だともいえ、行動を起こしたい人が「検索」→「WEBで情報収集」→「購買」という流れを狙ったもの。

ということは、テレビや動画CM、その他マス媒体によるCMを打っていく活動と、WEBサイトによる情報発信というのは、ブランド態度におけるユーザーのまったく違った面についてのアプローチなのであり、効果を比較するという性質のものだとはいえない。
従来よくあるバナー広告やメール広告といったものも、その多くが「行動的反応」へのアプローチなのであり、だから「情緒的反応」へのアプローチといえるマス広告全般とは、発想が根本的に違い、どちらのほうが良い悪いといったものではない。
ただBtoCの消費財を扱う大手メーカーであれば、まず間違いなく「情緒的反応」に向けての取り組みに注力することになるわけであるから、ネット広告に多 く見受けられる「CTRが〇〇円」なんていうものには、「は~?まあそちらの面にも手を打ってはおくけど、余力の範囲で少しだけ」というくらいのものが普通。

大手さんからすると、情緒的反応において、好意的印象とともに商品を想起されるユーザーの頭の中のリストに絶えず入っておくための取り組みが大前提なのであって、行動的反応はそれに付加する取り組みだと考えるのが常識である。
そんな大手さんのブランドマネジャー的発想もわからずして、ただ単に「新しいメディア、インターネット万歳!」なんて思っているほとんどのネット系代理店は、CTRの数字ばかり見ているうちに、脳みそが退化していくばかりのお寒い人達となりつつあるのだ。

だからネット系広告会社の中でまともな常識を持ち合わせている数少ない人であるなら、「クリック率がこんなに高い」なんてことを重要なことだとは思わないし、そもそも大手さんのWEB自体がしょぼいネット広告にお金を落とさなくても、行動的反応ベースのユーザーが検索して訪問する結果、十分メガサイト化しているのである。
で、世の中に新しい風を作っていこうとしている我々からすれば、このセミナーが開催されることだけでも大きな一歩、さらにはセミナーでデータを示しながらその可能性を少しでも感じていただける人がいたなら、もうこれは大成功といえる。
そのような感触は十分にあったわけだが、我々に吹いてきている風はこれで止まるのではなく、早速大きな有名イベントにかかわらせていただくことになりそうなお話もいただいた。

と、ここまで書いたところで、寝不足がたたっていてたいへん眠くなってきたので、これ以上はやめておこう(^^;

2007/02/07 水曜日

神田昌典さんとの対談

Filed under: 雑記, 講演・講義 — 咲本 @ 00:50:21

神田昌典さんと弊社社長との対談が実現。
神田さんといえば、ビジネス書でベストセラーを連発され続け、その累計が150万部以上ともなり、有料の会員さんが数千人、メルマガ購読者も軽くウン万人(10万人に迫る?)もいるというように、全国にたくさんの経営者のファンがいらっしゃる人気作家?&コンサルタントだ。

実は有難いことに神田さんの会社が発売されているオーディオ・セミナーにお誘いいただいたのであった。
これは対談の模様の音声をCDに収録したもので、有料会員さんに配布されるとともに、一般販売もされるというもの。
過去の対談リストを見ると、ちょっとびっくりするような大物が並んでいる。
http://www.kandamasanori.com/t-audio.php

お会いするまでは神田さんってどんな方だろう?、ひょっとして豪傑タイプなのか、それともコテコテの商売人タイプなのかとイロイロ考えたが、実際にお会いしてみると、頭脳明晰な切れ者でたいへん繊細な神経をお持ちであるような方であった。

弊社社長も神田さんの本が好きなこともあって、かなりのハイテンションのまま、あっという間に時間が過ぎていった。

詳しくは春に発売される時までお預けということになってしまうが、神田さんの実に的を得た質問と、弊社社長の淀みなくまくしたてるような説明とがうまく響きあった、かなり興味深い対談となったことだけは間違いない。

2007/02/04 日曜日

起業ゼミとツッコミどころ満載の居酒屋

Filed under: 講演・講義, 食べる・呑む — 咲本 @ 02:52:54

起業ゼミでのひとコマ。

咲本ゼミ1

今回のゲストは高校の頃から事業を行っていて、現在大学4回生のS谷氏。

自家用車に置きっぱなしにせずに研究室までニコンのカメラを持ってきたゼミ生のS藤さんが撮影してくれた。

それにしても急なお願いにもかかわらず、快く引き受けてくれたS谷さんには感謝!

終了後はいつものように居酒屋へ直行したのであったが、途中でWマックス社のW氏そっくりのキャッチに遭遇し、まあ居酒屋だったらいいかとの軽いノリですすめられるままにその居酒屋へとなった。

雑居ビルの4階にあるこのお店、確かに土曜日だというのに客入りがいまいち。
なるほどツッコミを入れたくなること満載のお店であった。
とりあえず飲み物を先に注文したが、持ってくるのが一人分ずつ。まとめて一度ですませたらエエのに。

出し巻卵が3切れ。ちょっと少なめ感があり、たくさん注文させようとの魂胆かなあ。

一応焼酎の種類が豊富でそれをウリにしたいようには見えたが、実際に焼酎のロックを頼んでいた人がいうのに、ロックなのに水割りのようにお酒がうすい。
もともとボトルに入っているお酒を薄めているのかな?

私の頼んだジンジャエールは、さとう水に炭酸を混ぜただけのような味。
2杯目以降はその炭酸自体、ほとんど感じられないただのさとう水のよう。

コート類を店の縁に置いておこうとしたが、海賊船をモチーフにした店内の作りから、その縁が斜めになっており、置いておこうとするコート類がズルズルと下へ降りてきて安定感が悪い。
ほかに置くところも見当たらないし。

名物らしい殻つき貝類の海賊焼を注文してはみたが、目の前の網で焼いてくれるのはよいのだが、小さな網で焼いてもらったためか、豪快さや華やかさに欠け、なんともみみっちいイメージ。

大きないけすに魚が泳いでいて、活け魚料理を注文できるようにはなっているが、鮨屋並みにそこそこの金額がはっていた。
みんな疑いの眼差しを持っていたので、結局注文しなかったが、あらかじめ注文しておかなくってよかったとの感想を抱く。

ちなみに周辺にはものすごく居酒屋の数があり、わざわざこの雑居ビル4Fまで来ようとする客なんていないと思うんだけど。

果たしてあと一年後にもこのお店は営業しているのだろうか?
それともキャッチをしながら生き延び続けているのだろうか?

2007/01/29 月曜日

ベンチャーの「現象学的」経営

Filed under: 講演・講義, 経営戦略 — 咲本 @ 00:48:55

毎週土曜日はデジハリ大学院で「起業ゼミ」。
今回は泉の広場の映画館「梅田ピカデリー」のビルに入居されている(株)アーキ・ヴォイスにお邪魔して、荒木社長から起業から今に至るお話をお聴きすることにした。

荒木氏は現在33歳、B2Cとしては大阪と京都で中国語・韓国語のスクールをされていて、B2Bでは売上の中心となっている翻訳・通訳事業をされており、こちらは東京にも進出されている。
それ以外にはブライダルビデオ制作と各種スクール向けWEB集客・構築支援事業、また、別会社として海外事業のM&Aを行う事業を行われている。

と、このように書くと、なんだかやり手の起業家に見えるには違いないが、ちょっとそれまでの経歴が変わっていて、学部・修士課程・博士課程とドイツ哲学、とりわけハイデガーを研究してこられてきた方なのである。
まあそのまま研究の道へと行く選択肢もあったのだろうが、いろんな経緯があってドイツ語ならぬ中国語の教室を京都のホテルの一画をお借りされてスタートということになる。

当初は金なし、コネなし、知識なしの状態からであり、現在でもライフワークとなっているチラシ配りで集客を始められた。
ケータイ片手にたった一人で。

「えっ?」と思われる方がいるかもしれないが、私としてはこのような創業スタイルというのは至極当然に思えるのであって、カネと人がないと創業できないというほうが、特別なケースであると考えるのである。
なぜなら、もともとカネがあるというのは、よほどの金持ちのボンボン以外には少ないだろうし、創業前から爆発的に売れることが約束されているほど、お客さまのことに精通している創業者なんて、滅多にいないわけで、だとすればチラシを配りながらお客様の反応を肌で感じるというのは、それを実践する人が稀であるとしても、当然ありうる選択肢としておかしくないと私には思えるのだ。

その後スクールの教室を構えられることになるが、その際もカネがないので自宅にあった古いちゃぶ台を持ってきてのスタート。
う~む、超自然体。

チラシ配りといっても、もちろん漫然と続けられたわけではなく、反応率を少しでも上げるべくヘッダー、キャッチコピー、フックコピー、画像などを工夫に工夫を重ねてこられてきているし、WEBによる集客も2003年からSEO対策を施され、日々アクセスログ解析結果を十分に検討しながらの取り組みなのである。

ベタな営業にも力を入れてこられたが、まったく知識がないところからのスタートだったので、お客様から学ぶことを徹底的にされてきている。

もっとも印象的なのは、生き方を含む経営の考え方が極めて「現象学的」だということ。

すなわち、あらゆる先入観を持たずに(エポケーして)まずやってみて、そこでたち現れた現象には失敗点を含んでいるから、そこをすぐさま改善していかれる。
先入観を持たずに実践してみるということにより、ほかの人なら絶対売れるわけがないと思うようなところからも大口の注文が舞い込んだりもする。

たとえば、あることで悩んでいる人がいるとすると、この論理でいくと、その人は悩んでいたいから悩んでいるんだということになる。
この事業がやりたいと思えばやればいいし、やりたくないのなら無理にやる必要はない。
誰でも今行っている仕事というのは、自分がやりたいからやっているのであって、本当にやりたくないのであればやっていないだろうし、そう自ら選択したのはほかでもない自分自身だということである。
売れていないのは、売りたくないと思っているから売れていないのだし、売りたいと思っているのならお客さまがどのようなものならほしいと思うのか、お客さま自身にも聞くだろうし、売れるように行動するにきまっている。
このきわめて現象学的な経営論は、おそらく長年ハイデッガーの現象学を徹底的に読んでこられた結果、身につけられたのだろう。ご本人はそのようには発言されなかったが。

すべては自分自身をしっかり見つめなおし、やりたいことをやる。
だから事業規模もこれ以上拡大したくないと思えば、そこで止められてほかの事業に専念されるし、そもそも儲かりそうでも、やりたくない事業はやらない。

ゼミの時間は表向き2時間ということにはなっているのだが、近所にある本格的韓国料理のお店に移動して、始発電車の走る頃までさまざまなお話をお伺いした。

以前会ったのは、まだ京都だけを足場に事業をされていて、現在は大阪中心に、近いうちに東京でもスクールを開校される予定だということで、その頃には東京でお会いする機会も増えるかもしれない。

久しぶりに興味深い起業家のお話をお聴きできて、たいへん満足。

2007/01/17 水曜日

某金融機関主催の弊社社長講演

Filed under: 講演・講義, モバイル・ビジネス — 咲本 @ 15:56:17

メインバンクさんのご厚意によりお客様を集めて年2回開催される研修会で弊社市川代表が講演をさせていただいた。

みずほ銀行講演1

お題は「ケータイとともに進化する若者たち~ケータイがPCにとってかわる時代におけるビジネスへの活用5原則とは~」。

前半は社長オリジナル理論となる「ケータイ5原則」 。
これをベースにビジネス発想していけば、若者にウケるし、ケータイマーケティングに成功できるという5つ基本原則について。

終わりのほうになって「通信と放送の融合」のその後について。
当初予定していた話が難しすぎてあまり面白くなさそうなので、それらの話をするのはやめにして、主としてNHK紅白歌合戦の視聴率変化を事例にしての話など。

一番最後には弊社ケータイ放送局の広告ビジネスモデルについて。

これで制限時間いっぱいの90分。

参加されている方々は年配の社長さんがほとんどだったので、ITと放送の最先端の絡む話にあまり興味を持ってもらえないのではなかろうかとの心配をよそに、かなりしっかりと聴いていただいたのではないかというところ。

みずほ銀行講演2

当初ご参加のお申込をいただいていた方々は、ほぼみなさんご出席され、百数十名の方々にお集まりいただき、会場がぎっしり埋まった。
これだけのそうそうたる経営者の方々をお集めになる金融機関さんの力ってさすがだなあと思った。

その後懇親会が開かれたが、こちらのほうでは登壇していた社長を筆頭に弊社関係の者がたくさんの先輩経営者のみなさまと名刺交換させていただき、今後につながるかもしれないご縁を頂戴した。

みずほ銀行懇親会

このような場でどのように対応していけばよいのか、 私を含め不慣れな人間ばかりであり、当初少し戸惑ったところもあるのはあったが、弊社顧問の金融業界通の方にもご同席いただいていて的確なご指導をいただき、「あっ、そういうふうに振舞っていくのか」とたいへん学習になった。

まあそれにしても、このような業界には今まであまりご縁がなかったせいか、終わってからの疲労ははんぱじゃなかった。
はやく慣れないと(汗)

2006/12/18 月曜日

起業ゼミはじまる

Filed under: 講演・講義 — 咲本 @ 03:17:00

デジハリ大学院、第3トライメスターの「起業ゼミ」が始まった。

みなさん以前の講義に出てくださった方ばかりなので、私がどんなゼミをしそうなのか察しもついているようだから、やっていきやすくて助かる。

始まったといっても次回が来年13日となるので、いきなり時間を要する課題を差し上げた。
ちょっと分厚いMBA系の本と普通の本2冊を読んだ上で、アントレプレナーシップがどのようなものなのかその全貌をまとめていただくことと、自分自身にそれを当てはめてみた場合に、自分の強みと弱みを明らかにしてもらうこと、それを次回に発表していただくようにした。

あと、起業ゼミなので、もちろんご自身のビジネスプランを詰めていただくことも。

あっ、もう水曜日のことなので数日経過してしまい遅い情報なのだが、弊社の大阪セミナーを行った際、私は日中は京阪奈学研都市に抜け出して「研究開発型ベンチャーにおけるマーケティング戦略」と題して講演を行っていて、そちらに中央大学理工学部の先生がお越しになっていた。
ゼミ生向けにビジネス系の話も聴かせたいとのことだったので、また機会があれば弊社社長を講演に出向いてもらうようにしてみたい。
講演自体の参加者への感触も十分あったのではと思えたのでよかったのであったが、なによりも研究者でありつつ技術系ベンチャー社長、加えて技術系ベンチャー支援団体のプロジェクトマネージャーでもある藤本先生と再会できたことが嬉しかった。

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