18日の日曜日は京都の祇園、高台寺にお伺いしてデジハリ大学院の「課外授業」を開催。

そもそもデジハリの授業は土曜日に開催なのを、土曜日だと高台寺の拝観者があまりにも殺到しすぎているので特別に曜日を変更させていただき、多少はマシであろう日曜日のほうに設定させていただいた。
で、このようなことを実現するのにいつものことながら多大なるご協力をいただいたのが、まほうやさん。
おかげでその時までどうなるかはわからなかったものの、10数年と高台寺ライトアップのプロデュースを続けてこられている庭師の北山さんから直接お話をお伺いさせていただくことができた。
北山さんといえば、NHKのプロフェッショナル仕事の流儀にご登場され、それが書籍シリーズとしても刊行されていて、お会いした際に有難いことにご進呈いただいた。
プロフェッショナル仕事の流儀 14 (14)
今回のライトアップの特徴は、「三洋電機との“共創”によるコラボレーション企画」なのであり、ライトアップに使用する莫大な消費電力を環境を考える視点から少しでも緩和するべく、太陽電池で蓄積した電力をライトアップの一部に使用するという試みがなされている。
で、実際にはどんなライトアップだったかというと、今回のものはとりわけ実際に観にいってもらわないと、どうも言いようのないような性質が顕著なものとなっていた。

あえてごく簡潔に言語化しておくとすると、 北山さんの夢の中に出て来た心象風景をライトアップとして映像化していったのではないかと思わせるような様々な映像の断片が次から次へと登場するというものであった。
北山さんからお聴きできたお話で強く印象に残っているのは、「自分をしっかりと見つめる。自分が大事。自分を信じる」 というところ。
なるほど自分が天才だと信じきっていけるからこそ、私は北山さんの心象風景だと勝手に認識してしまったような作品を公開できるのだろうと思う。
このライトアップが訴えかけてくることと、今回の「課外授業」との趣旨も見事に合致したこととなり、授業で暗記物的な知識を提供することをしようと私は全く思っておらず、プロセスとなる議論や理論を省くと、学生さん個々のレベルや考えていること、今まで歩んできた背景等々によって、どのようにも受け止められるようなことを授業内でやっていきたいと私は考えていたわけだったのだ。
デジハリの大学院は「メディアとコンテンツをデジタルで融合させたビジネスやサービスに携わり、新しいメソッドでビジネススタイルを創造できる人材を育成」することを目的にしているのであるが、デジタルというところを取り除けば、今回の北山さんからのお話が「全て」である。
少なくとも、北山さんが「個人の生き方」と「仕事」と「作品」と「哲学」が、見事にリンクした中からすべてが発生しているというところを学生さんは認識していただけたのではなかろうか。
では、我々はどのような哲学を持って生活し考え、仕事をしていこうとしているのか?
そんなところを徹底的に見つめなおす日々で私自身はありたいし、学生さん達にも目先のことだけに右往左往するだけではなく、そちらへの視点をいつも失われないように希望するのである。
追伸
当日の写真はこちら。