「経済」「交易」「市場社会」の根源的意味は?
今から4年前、2002年1月28日に書いたコラム「非市場経済~沈黙交易とネットオークション~」を久しぶりに読んでみた。
http://www.sakimoto.biz/95.html
同時にそのコラムで批判しているワン・トゥ・ワン・マーケティング協議会の坂本氏の論考とを比較してみた。
http://www.1to1.ne.jp/special25.htm
改めて私の荒削りでお粗末な話と坂本氏の世間一般のマーケティング論としてのもっともらしさを再確認した。
しかしながら、経済とは、交易とは‥‥、といったことを根源的につきつめていくと、私の突いている話もまんざらでもないと再確認できたのであった。
この中で私は沈黙交易についてふれている。
実は交易というのは、歴史的に近い距離から遠い距離へと広がっていったのではなく、そもそも遠距離間の交易のほうが古くから行われていたことが確認されているのである。
近距離から遠距離に発展と考えたとすれば、それは市場社会に染まった我々の幻想なのだ。
私は経験したことがない沈黙交易について想いを馳せる。
ネットオークション経験と似ているとすればどんな点なんだろうか?
沈黙交易とネットオークションとを結びつけるのには強引すぎるにしても、交易の原初的形態から考えてみるに、ネットオークションやネットショップというのも、新しいインフラを活用した非市場社会への揺り戻し現象だと捉え直してみると、どうなるのだろうか?
大多数の人達はいわゆる市場社会の連続的発展の中にネットオークションやネットショップをプロットすることだろう。
しかし経済というのはある時期に非連続的に変化していくものであって、結果的にインターネットというインフラが普及したからネットオークションやネットショップという形態が登場したわけではあるものの、事態は経済合理化・効率化の思想からは説明しきれないところにきつつあると、私は最近ますます考えるようになってきた。
う~む、端的に説明しきれないもどかしさがどうしても残ってしまうところが、なんとも気持ちがわるい。
ちょうど最近、
を読んで、刺激を受けたこともあるかもしれない。
橋本治ちゃん(どうしても『桃尻娘』の作者の印象を引きずっている私)は、破綻しそうになっている市場原理の思想を、学者からの引用なんてことをすることもなく、難解な言い回しを極力廃しながら、経済人類学者カール・ポランニーを熟読したであろう根源的問題意識と自分自身の生理と弁証法的論理とをもとにして暴こうとしているのであった。
この治ちゃんの端的に語れない、なんとも落ち着くところが定まりが悪いような気分、よ~くわかる。
この本の世間での感想をアマゾンのカスタマーレビューで確かめてみると、相変わらず表層的に読んで捉え損なった感想が多くて愕然としてしまう。
資本主義経済の虚構性を暴き、それでもこの基本原理自体がおかしい社会で生きていかざるをえない治ちゃんの気分とはほど遠い。
カネを儲けたヤツほどぶっちゃけたところはこの世の中では偉く、治ちゃんのようなことを考えること自体「負け組」の発想であり、なんだかんだ言ってカネ儲けに繋がらなさそうなことを考える余裕なんてないわ、でもCSRなんて注目されているから、その口実に繋がる話なら少しは参考にしてもよいけど。。。
なんていう市場原理思想に毒された人達が多いのだろう。
そんな人達が、本人は気づかないまま、飽和点を超えつつある市場社会でしゃにむにビジネスに精を出しているうちに、次のヒューザーや東横イン、ライブドア事件を起こしかねない予備軍となっていくわけなのだ。
あっ、2月17日に京都の商店街さんに向けて、根源的な意味の経済をふまえた上で語らなければならないかもしれない講演(そうでないと商店街活性化の方向が上すべってしまうだろう)を控えているので、余計にこのようなことを考えてしまうのかもしれなかった。
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とりあえず読んだが
完璧でした!




判りやすいのだが,,,





訳者の大罪を許す訳にはいかない










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