2006/08/26 土曜日

Amazing Grace

Filed under: (主にクラシック)音楽 — 咲本 @ 17:30:44

本日の癒されたい方向けオススメのアルバム(^^;

ベスト・オブ・シセル ベスト・オブ・シセル

彼女こそ真の「歌姫」と呼ぶにふさわしいと思うシセルのベスト盤。
映画「タイタニック」のサントラ盤は主題歌以外はシセルが全曲歌ったのであって、実は私はシセルの歌声が大好きなのであった♪
北欧の自然を連想させるクリスタルボイスの持ち主、クラシック出身ながらもオペラ調とは違った声質、すっと心に浸みわたる感じ。
iTMSにはないアルバムだが(そしてAmazonが最安値だと思う)、収録曲は名曲“Amazing Grace”や“Here, There and Everywhere”、その他映画「バグダッド・カフェ」に使われた“Calling you”やテレビドラマのテーマで使われた“Summer Snow”、おまけにラップ調の曲など幅広いジャンルにわたって楽しめる。

実はAkkoさんの開発した「バンダナ帽 」から本田美奈子を連想し、本田美奈子といえばAmazing Graceをさらに連想し、
一方では、小堀専務さん制作の感動的映像「お仏壇ハッピーエンド物語」でもAmazing Graceと小堀さんとの関係が語られ、最後に静かに流れるのであった。

こんな偶然もあり、Amazing Graceを探していると、なんとシセルが歌っているではないか!
う〜む、今まで気づかなかったぁ・・・

2006/08/22 火曜日

チェリビダッケのブルックナー9番に刺激されてのビジネスコラム?

Filed under: (主にクラシック)音楽 — 咲本 @ 14:09:13

一昨日のチェリビダッケによるブルックナー9番を聴いたことによる衝撃がいい刺激となり、最近サボったままとなっているコラムを書き始めた。

が、ちょっとだけ書き出したところで、仕事のこともあり時間オーバーとなってしまったので、明日以降に持ち越して書き上げることにしよう。

昨日はショルティ&シカゴ響のブルックナー交響曲10枚組全集とアバド&ウィーン・フィルのブルックナー4番がHMVから届いた。

Georg Solti,Chicago Symphony Orchestra / Anton Bruckner: The Symphonies Georg Solti,Chicago Symphony Orchestra / AnHMV Japan - Homepageton Bruckner: The Symphonies

私はブルックナーについては30代後半になって突然ハマりだしたのであるが、それまではずっとブルックナー休止などによる特徴に違和感を感じてしまい、どうしても好きになれなかった。
そんなブルックナーから感じてしまいがちな違和感も、ショルティの演奏であればあまり感じることもなく聴ける。
この演奏を早く聴いていれば、10代の頃からハマり出していたかもしれない。
スピード感のあるストレートな解釈をもって、ガンガンとパワーで押してくる。
しかもそのパワフルさが自然。
いわゆる一般的なブルックナー演奏とは大きくかけはなれたものになってはいるが、私は高く評価したい。

クラウディオ・アバド,ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 / ブルックナー:交響曲第4番 クラウディオ・アバド,ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 / ブルックナー:交響曲第4番

アバドのブルックナーにはさほどの期待はしていなかったのだが、アバドの指揮は4番の持つ曲の特徴と相性がよさそうに思った。
予想に反してかなり練られた完成度の高いものに仕上がっている。
秋のルツェルン祝祭管とのサントリーホールでの来日公演でアバド指揮の4番を聴きにいくので、今から楽しみ。

そのほかに注文している最中なのが、ブルックナーでいえばカラヤンとスクロヴァチェフスキの全集と、単品ではアバド、ヴァント、ヨッフム、ジュリーニ、シノーポリ、クレンペラー、アーノンクール。
マーラーでは、シノーポリとショルティの全集と、単品ではムント&京響。
ブラームスではバルリローリとジュリーニの全集、ラフマニノフではヤンソンスの全集。

ちょっと交響曲好きらしいCD手配の仕方になってきたのかな?

2006/08/21 月曜日

チェリビダッケのブルックナー9番にぶったまげる!

Filed under: (主にクラシック)音楽 — 咲本 @ 06:14:15

最近になってチェリビダッケのCDを聴き始めてイロイロと入手してきたが、すでに品切になってしまっているものの、なにがなんでも聴いてみたかったブルックナー9番のミュンヘン・フィル版が、中古市場から新品で入手できた。

ブルックナー:交響曲第9番+リ チェリビダッケ、ミュンヘン・フィル / ブルックナー:交響曲第9番+リハーサル(2CD)

手に入れるのに手こずったことはさておき、聴いてみてぶったまげた!
そして、とても疲れた。

もはや早い・遅いとの意味を無効にするほどの超スローテンポで、にもかかわらず一瞬の弛緩も感じさせない。
ちなみに、手もとにあるギュンター・ヴァントの演奏では63分、チェリではなんと77分!
この速度は古今東西チェリにのみ可能な領域ともいえ、9番の演奏としては想定外のCD2枚組となっている。

他の指揮者と比較できるのは演奏時間くらいなもので、仮に多くの9番の演奏に得点をつけていったとしても、この演奏だけは規格外で異質な演奏のため、つけようがない。

かといってダメだということではなく、ものすごい細部に至るまで磨きに磨かれているがゆえに、楽器間のアンサンブルは完璧だといえるし、今まで気づかなかったような脇役の音までもがチェリ独特の解釈・構築の中で聴き取れるようになっている。
メロディもほんとに美しく歌わせている。
フォルテシモになっても全く音が濁らず、バランスも崩れず、見事にハモっている。
この演奏は完璧だ!
私には理想的な演奏に思えるが、「常識的演奏」とは全く異なるがゆえに、人によって大きく好き嫌いが出るかもしれない。

この超絶的演奏に100点との評価を与えてしまった時点で、他にいくつも存在する素晴らしいと褒め称えられている巨匠達の演奏が0点に近くなってしまう。
そういう意味では、この演奏を聴いてしまった人の多くは無口になってしまうことだろう。

この9番はチェリの亡くなる直前の演奏でもあり、付録としてついていたリハーサルの模様の翻訳を読んでいると、いつも厳しい口調ばかりが目立ったであろうチェリが、リハーサルの最後に楽団員に対して、次のように発言していることが頭に残った。

あなた方を指揮するということは特別な喜びだ。そして、あなた方が音楽に打ち込む力がどこからか得てくるのに、私はいつも驚いている。これはもう4度目の練習だが、私たちは相変わらず同じ集中力で演奏している。
私の生涯を思い出しても、これは唯一無二のことだ。私たちはベルリンでも、それどころかずっと生涯にわたってブルックナーを演奏してきたーーだが、君たちといっしょに演奏したときほどすべてがうまくいった演奏を私は思い出すことはできない。そして、チェリビダッケに賛成であろうが反対であろうがーー誰もが全身全霊で演奏する。それがとても嬉しいことだ。私は変わらず思うのだけれど、ブルックナーが発見された時代に生きたということは、運命の贈り物だよ。

ただ一言、クラシック好きとして、このような想像を絶する演奏に出会えたことに感謝するばかりだ。

追記(メモ)
今日現在で所持しているチェリビダッケ指揮のアルバム中のうち交響曲の内訳
ブルックナー3,5,7,8,9番(ミュンヘン・フィル、シュツットガルト放送響)、
ブラームス1,2,3,4番(ミュンヘン、シュツットガルト)、1,3番(ロンドン響)、
ショスタコーヴィチ1,9番(ミュンヘン)、
チャイコフスキー4,5,6番(ミュンヘン)、
プロコフィエフ1,5番(ミュンヘン)、5番(ロンドン)、
ベートーヴェン3,4,5,7,8,9番(ミュンヘン)、
モーツアルト40番(ミュンヘン)、35,40,41番(シュツットガルト)、38番(ロンドン)
シューベルト5番(ミュンヘン、ミラノ座)、
シューマン2番(ロンドン、ローマ座)
管弦楽曲はまとめるのが困難

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2006/08/20 日曜日

チェリビダッケのロンドン交響楽団との演奏

Filed under: (主にクラシック)音楽 — 咲本 @ 08:02:22

いよいよ一般リスナーの枠をこえてマニアックな世界に突入か?

Celibidache / London Symphony Orchestra 1978-1982 チェリビダッケ&ロンドン交響楽団 1978-1982(11CD)

1980年前後にチェリビダッケがロンドン交響楽団と行ったライブ録音CD11枚組の限定セット!

「録音嫌い」のチェリは当時発売されているアルバムも存在せず「幻の指揮者」などと言われていて、ちょうどロンドン交響楽団とともに来日公演を果たした時、私は中学生ながら必死でお小遣いを貯めて聴きに行った記憶が蘇る。
当時はチェリはもう60歳代という指揮者として脂ののった時期といえるだけのことはあり、たくさんの噂は聞こえてはくるものの、いったいどんな演奏なのかを知っている日本人は皆無に近かった。
来日公演があって国内での知名度がかなり上がりはしたものの、ライブに行った人とFM放送で流れた演奏を聴いた人だけ。
私はライブ・FM両方によって演奏を聴いて、並の有名指揮者を超越した演奏ぶりに完全に魅了されたわけだが、今再びこうして当時のチェリ&Lsoの演奏に触れることができて、たいへん嬉しいのである。

このアルバム自体はほとんど海賊版に近いようなものであって、録音の質も決してよいものではないが、チェリの求めていたライブ独特の空気が伝わってきて、これはこれで素晴らしい。

当時のロンドン響は名手揃いで、とりわけオーボエ、クラリネット(2人とも名前を忘れた)、トロンボーンは金管楽器を吹いたことのある人なら誰でも名前を知っているデニス・ウィック、チューバはジョン・フレッチャーなんていう人達が名を連ねる。
名手であるがゆえの?単独プレーのような演奏も楽しめる(^^;
このあたりがライブのよいところでもある。

11枚もあるので全部聴くには時間を要する。
ちょっとずつ時間をかけて楽しんでいこう♪

ちなみに同時に入手したアルバムに↓がある。

Celibidache / Mozart Sym.40&41 Shubert Sym.5 Schuman Sym.2 Celibidache / Stuttgart.rso, Rai Rome.so / Mozart Sym.40&41 Shubert Sym.5 Schuman Sym.2

こちらはモーツアルトが70年代シュツットガルト放送響時代のもので、シューベルトとシューマンは60年代のもの。
「モーツアルトはサラダだ」との問題発言を残しているチェリのモーツアルトを聴いてみたくなった次第。

巷ではモーツアルト生誕250年を記念してモーツアルトの売り出しに余念がないが、私はモーツアルトをそれほど好まない。

以前にも書いたことがあるが、有閑マダムのアフタヌーンティでのBGMとしてホテルのティラウンジでかかっているのにふさわしいくらいにしか思っていない。
そういう意味において、チェリの問題発言と私自身のイメージとは合致するわけなのだが、そのチェリが一体どういう演奏をするのかに興味を持ったわけである。

で、聴いてみて度肝をぬかれた。

第1楽章は予想だにしなかったスピードのある演奏。
非常に軽快で、かつ細部までこなれている。

ところが第2楽章に入ると、いつものゆったりとしたテンポによってチェリワールドが繰り広げられる。

この極端ともいえる緩急の妙によって、たいへん魅力的なモーツアルトになっている。

一般的にはモーツアルトはサラダであってメインの魚・肉料理にはならないとの考えを持っている私も、オードブルくらいにはなりうるモーツアルトの演奏を聴けたことに驚いたのであった。

追記
1980年という私がまだ中学3年いう多感な時期に、チェリのライブを聴いたということ「だけ」で、ファンとなっているわけではない。

なぜなら、同じ年に来日したダニエル・バレンボイム指揮のパリ管弦楽団、 エーリヒ・ラインスドルフ指揮のベルリン放送交響楽団と、2つも公演を聴いているにもかかわらず、バレンボイムの演奏には大した感銘も受けず、ラインスドルフに至っては凡庸な演奏だったとの印象が残っている。
両指揮者による演奏には、あまり関心を持っていない。

2006/08/17 木曜日

soul II soul,東京事変そしてチェリビダッケ(^^;

Filed under: (主にクラシック)音楽 — 咲本 @ 03:13:51

私が聴くのはクラシック音楽、とりわけチェリのファンということは否定はしないが、もちろんほかの音楽も聴くこともある。
比率は少ないけど。

本日届いた中には、懐かしのソウル IIソウルが混じっていた。
といっても20代の人とか知ってるのかなあ。
↓のアルバムなんだけど1989年に出たもので、それまでブラック系といえばEarth Wind & Fireのようなものが多かったんだけど、ソウルIIソウルが今のクラブミュージックの形の原型になった側面もあるのではないかと思えるようなグループ。

soul II soul / Club Classics, Vol. 1 soul II soul / Club Classics, Vol. 1

Soul II Soul - Club Classics Vol. One: 10th Anniversary Edition

当時はバブル全盛期で京都では2店舗あったマハラジャも連日満員だったが、私はやむを得ない時以外はイマージアムビルの5Fか6Fにあった「True」というクラブでよく踊っていた。
そこでは一切ユーロビート系がかからなかったので心地よかった。
当時よく踊りはしたが、曲名やアーチスト名なんて全く知らず、唯一すぐに思い出せたのがソウルIIソウル。
う〜む、今でも通用するような曲ばかりやな〜。

と書いていると、なんだかかなり久しぶりにクラブに行きたくなってきた(^^;

どなたか、オシャレできれい目な曲のかかっているクラブに一緒にいかへん?

東京事変/大人(アダルト) (通常盤) 東京事変/大人(アダルト) (通常盤)

↑こんなアルバムも注文していたりする。
実は2年前に出たアルバム「教育」も所持している(^^;
決して「懐かしいなあ」というCDではない。
今回のアルバムは前回と較べて、さらにバンドとしてのクオリティが明らかに上がっている。

てなアルバムをチェリビダッケのアルバムを注文するついでに頼んでいたりもするのだ。

ちなみに本日届いたチェリのアルバムは、ブラームス交響曲2,3,4番、プロコフィエフ交響曲1,5番、ベートーヴェン交響曲3番。

ブラームスはすでにチェリによるシュツットガルト放送響版を全集で所持していたが、どうしてもチェリ晩年のミュンヘン・フィルでの演奏が聴きたくて購入。
近日中にブラームス1番のミュンヘン・フィル版とロンドン響版とも取得予定。

聴いてみたところ、やはり全然演奏の質が違う。
ミュンヘン・フィル版は1980年の来日公演で生で聴いたブラームスに近い。

まず予想通りテンポが有名指揮者の中では最も遅い設定。
その分、細部にまで目を光らされ、とりわけ第4版最終楽章の中盤の金管のコラールやその前後の弱音での演奏が限りなく美しく聴かせてくれ、まるで遅さを感じさせない。

シュツットガルト放送響の演奏もチェリ壮年期らしい若々しい勢いが楽しめるのではあるが、やはり晩年の緻密さと悟りきったかのように余計な力は全てそぎ落とされた上での豊かな表現力・構築力は捨てがたい。

結果的にはブラームスとブルックナーの交響曲はシュツットガルト放送響版とミュンヘン・フィル・フィル版とを揃えてしまうことになる。
ここ短期間の行動としてはマニアックな買い方かも。

Sergiu Celibidache,Münchner Philharmoniker Orchester / Brahms: Symphonies Nos. 2, 3, 4 Sergiu Celibidache,Münchner Philharmoniker Orchester / Brahms: Symphonies Nos. 2, 3, 4

Sergiu Celibidache,Münchner Philharmoniker Orchester / Beethoven: Symphony No. 3 Sergiu Celibidache,Münchner Philharmoniker Orchester / Beethoven: Symphony No. 3

Sergiu Celibidache,Münchner Philharmoniker Orchester / Prokofiev: Symphonies 1 & 5 Sergiu Celibidache,Münchner Philharmoniker Orchester / Prokofiev: Symphonies 1 & 5

2006/08/12 土曜日

グレン・グールド全集聴き始め

Filed under: (主にクラシック)音楽 — 咲本 @ 20:19:00

酒代への出費がゼロになって9ヶ月、その分をほかのことにまわしていくと、生活が豊かになる実感がある(^^;

Glenn Gould The Original Jacket Collection/Glenn Gould Plays Bach Glenn Gould The Original Jacket Collection/Glenn Gould Plays Bach

本日、HMV Japanから届いたのは、グレン・グールドのLP盤で採用されたオリジナルジャケットデザインをCDジャケットに採用して復刻されたバッハの曲を集めたCD12枚組の全集だ。
この全集って、CDを紙ジャケットにして裏面までLP盤のデザインを再現しているくらいなのだから、本来はマニア向け待望の企画ということになるのだろう。

ファジル・サイのピアノだったらバッハ以外にもいろんな曲を聴いてみたくなるが、グールドはバッハがピカイチだし、バッハさえ聴けたらそれで満足。

一日で全て聴ける分量でもなく、まだ感想をどうのこうの言える段階ではない。
それにマニアではない私にとっては、今回はじめて聴くアルバムがほとんど。

だからとてもざっくりとした感想らしきものをファジル・サイと較べることで言うとすれば、グールドのピアノは徹底して「マシーン」的側面が前面に出ていること。

弾く難しさや旋律を歌わせようとするあまり、テンポが変わったりするところがなく、まるで機械仕掛けのような正確な演奏がベースにあり、そのような起こってしかるべき小さな乱れが起こらないことが、独特のスピード感を持たせていることの一因となっているような気がした。

まあでもそんな屁理屈を言わなくても、プロでもマネできない超絶テクニックで演奏されているというだけでも有無を言わせないものがあるわけだが。

そして、グールドの奏でる音色はいつの場合でも柔らかい。
ファジル・サイだとここぞとばかり「カキーン」と野性味いっぱいに表現してしまうような箇所においても。

なお、収録曲は次のとおり。

HMV.co.jp - バッハ - グレン・グールド オリジナル・ジャケット・コレクション(12CD)

SK 64228
バッハ:ゴルトベルク変奏曲 (1955)
録音:1955年6月
新リマスター

SK 64260
バッハ:2声と3声のインヴェンション
録音:1964年3月[ステレオ]
新リマスター

SK 64282
バッハ:平均律クラヴィア曲集第1巻 第1集(第1-8番)
録音:1962年[ステレオ]

SK 64283
バッハ:平均律クラヴィア曲集第1巻 第2集(第9-16番)
録音:1963年[ステレオ]

SK 64284
バッハ:平均律クラヴィア曲集第1巻 第3集(第17-24番)
録音:1965年[ステレオ]

SK 64294
バッハ:イタリア協奏曲、パルティータ第1番、第2番
録音:1959年[ステレオ]
新リマスター

SK 64297
バッハ:パルティータ第3番、第4番、トッカータ第7番
録音:1962,63年[ステレオ]

SK 64298
バッハ:パルティータ第5番、第6番、平均律クラヴィア曲集第2巻〜BWV883、BWV878
録音:1957年

SK 64300
バッハ:トッカータ集第1集
録音:1976年[ステレオ]

SK 64311
バッハ:トッカータ集第2集
録音:1963,79年[ステレオ]

SK 64312
フーガの技法(CD-Extra機能付)
録音:1962年[ステレオ]

SK 64313
チェンバロ協奏曲集 BWV1054,1056,1058
録音:1967年[ステレオ]

HMVジャパン

2006/08/05 土曜日

ヘッドフォンを買う

Filed under: (主にクラシック)音楽 — 咲本 @ 21:39:04

本日も音楽系の話。

何年も使用していたヘッドフォンの調子が悪く、時々Skype用のヘッドセットで代用までしてCDを聴くのにたまらなくなり、まずはこの環境から脱却しなくてはと思い、注文していたヘッドフォンが届いた。

audio-technica ATH-A500 アートモニターヘッドホン audio-technica ATH-A500 アートモニターヘッドホン

たかがパソコン内蔵のCDで聴いている程度なので音質へのこだわりはほどほどで、それよりも長時間聴いても耳への圧迫感が少なそうなお手頃価格のものということで選択した。

ということで実際に装着してみての感想は、
予想はしていたがデカいので持ち運びには不向き。
布巻き製のコードが3mあるので装着したまま少しは動ける。
実際に装着してみると予想以上に軽く感じ、予想通り耳への圧迫感が少ない。
音質についてはエージングを始めだしたばかりなので、まだ正確なところはいえない段階だが、
少なくとも耳に突き刺さってくるような「痛い」音がするようなところは全くなく、
そこそこ深みのある音を出してくれ、
密閉式なので定位はよく、
変なクセのようなものがない、
低音が若干ボケた感じがするがフォルテシモの迫力感はある、

このように表現してしまうと、あまり大したことなさそうに思われかねないが、私の場合、聴く音楽の90%くらいは大編成オーケストラの曲なので、そういったオーディオ機器泣かせの曲ばかりを聴いた上で、価格の割には高い評価が出せるということ。

なので、そもそもパソコン内蔵CDでの「ながら族」レベルである私には、このヘッドフォンの実力は十分合格点。
オーディオテクニカさん、こちらのメーカーのヘッドフォンは昔から好んで使用しているが、相変わらず低価格のモデルでもなかなかの仕事やってくれますなあ。

ただ、SACDなどの専用機にヘッドフォンアンプをつないで聴くようなこだわり派には、選択すべきはこのモデルよりも価格が2,3倍する上位モデルということになるだろう。

HMVジャパン

2006/08/04 金曜日

チェリビダッケのチャイコフスキーにどっぷり浸る

Filed under: (主にクラシック)音楽 — 咲本 @ 23:40:10

HMVジャパン

HMVからCDとDVDが届いた。
昨日に引き続き(というか毎日聴いているけど)チェリビダッケのCDライブ3枚とDVDライブ1枚。
そのほかにCD2枚。

CELIBIDACHE,MÜNCHNER PHILHAMONIKER/Tchaikovsky: Symphony 4 CELIBIDACHE,MÜNCHNER PHILHAMONIKER/Tchaikovsky: Symphony 4

チェリビダッケ,ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団/チャイコフスキー交響曲第5番 チェリビダッケ,ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団/チャイコフスキー交響曲第5番

上の2枚、チャイコの4番と5番、興味のある人には絶対オススメ。
ただし、いくら超有名な曲であるとはいえ、知らない人にはあまりオススメできない。
なぜなら、知らない人が聴いて、これがチャイコの交響曲なんだとの認識を持たれてしまったら、一般的に持たれているイメージと、あまりにも大きくかけ離れすぎていて、大きな誤解をされてしまわれても困るから。

明らかに違うのがテンポ。
大人気のゲルギエフ指揮のものと第5番の演奏時間を較べてみると、ゲルギエフ46分に対してチェリはなんと55分!
どちらの曲も冒頭からCDが故障してしまったと錯覚してしまいそうなほどゆったりとしたテンポはこび。

本場?ロシア勢がアップテンポで野性的ともいえる激しい演奏で魅了しようとするのに対して、チェリはゆったりとしたテンポ設定で細かなフレーズやちょっとした伴奏に至るまでを浮かび上がらせる。
普通なら油断していたらあっという間に曲が随分先にまで進んでいってしまいかねないところも、各セクションがこんなことをしていたんだと気づかせてくれる。

チェリに野性味を感じさせるようなところはないが、細かなフレーズの謳わせ方や緻密なサウンドバランスへの配慮を感じさせてくれる。

先程初めての人にはオススメできないと書いたが、世間的なチャイコのイメージなんて気にしないということであれば、このチャイコは他の指揮者では味わえない曲自体のもつ美しさを存分に堪能できる。

特に美しさを感じやすいのが、ぐっと音量を抑えさせた箇所の演奏。
フォルテシモはこれでもか!というくらいに演奏する側につらい要求がなされていつつも、ピアニシモでの演奏はそれ以上に難しいだろうし、ピアニシモでなくてもある時ふと音を抑えさせる箇所がいくつもあり、その音の独特の抜き方も相当練習をしないとうまくできないのであろう。

ミュンヘン・フィルの演奏レベルも相当高い。
これだけテンポを抑えての演奏であったら、通常よくある演奏のように勢いにまかせて誤魔化してしまうことができないどころか、少しおかしなところがあると、それが浮き彫りになってしまう。
そんなことにもならず、1つ1つの音がきれいに響かせている、とても丁寧な演奏だ。
一言で表現すれば、まるでブルックナーの交響曲を聴いているような印象を受ける。

私は今までチャイコの交響曲があまり好きになれなかった。
なぜなら、激情やロマンティックな雰囲気を表現したものであって、その表現の仕方もなんとなく胡散臭いウソ泣きみたいな印象を持ってしまっていたからだった。
チェリのチャイコを聴いて、そんな印象はコッパ微塵となった。
改めて私によからぬ印象をいだかせたのはなぜかと考えるに、多くの指揮者が顔の表情を怒ったり泣きそうになったりという極端に変化させていったり、オーバーアクションによって汗を飛び散らせながらヘトヘトになって指揮をするのを見かけるからだ。
これを見かけると、全然成果を出せないビジネスマンが、必死の形相をしてマジメに仕事をやっているフリをしてみたり、成績を上げようと走り回った結果、汗だくになっているように演出している姿を想起してしまう。
いくらそんな演出をしてみたところで、仕事の成果自体は何も変わらないわけで、指揮をするにしても、いくらオーバーな演出をしてみたところで演奏そのものが変わるわけではない。
逆にそんなところに神経を使っていると、演奏自体のクオリティが下がってしまうことになりかねないというものだ。
チェリなら、どうしてもここはというクライマックスには、声によって楽団員に気合いを一発入れたら、それだけでシャキッとなるというもの。
実際、オーバーアクションな指揮者達は、演奏も雑でサウンドバランスを崩していたり、細部への指示が行き届いていない。
テンポのよさは、そういったアラを勢いで誤魔化すためのものとしか機能していないのだ。
そんな演奏がチャイコの交響曲には多いがゆえに今まであまり好きになれなかったことが、今回のチェリの演奏でよ〜くわかった。
決して手放せないアルバムが、また増えた。

(DVD)チェリビダッケ/ミュンヘン・フィル、ドビュッシー / ラヴェル (DVD)チェリビダッケ/ミュンヘン・フィル、ドビュッシー / ラヴェル

こちらは、チェリの晩年の指揮する姿を観たくて購入。
チェリの得意とするフランスの管弦楽曲集のDVD。
歩くのも危なっかしいほどではあるが、いざ指揮が始まると全くモウロクしたところを感じさせない。
途中、盛りあがっていくところで楽団員に気合いを入れるための声まで収録されてしまっているほど。
さすがにオーバー気味なアクションは全く見受けられないが、手をあまり動かさなくても眼だけで指揮してしまうほどの練習とそれによる息の合い方。
チェリ特有の美学はこのように指示されているんだあと納得できる。
演奏も完成度が高く、ライブが大成功した模様がよくわかる。

SIR GEORGE SOLTI,Chicago Symphony Orchestra / Stravinsky: Le Sacre du Printemps SIR GEORGE SOLTI,Chicago Symphony Orchestra / Stravinsky: Le Sacre du Printemps

チェリのアルバムのついでに買ってしまった。
ストラヴィンスキー、バレエ音楽「春の祭典」は小澤征爾@ボストン響とサロネン@フィルハーモニア管のものを持っていて、これが3枚目。
実はまだ体験したことがなかった「xrcd」フォーマットの高音質な世界に触れてみたかったのだった。

xrcdとは下記オフィシャルホームページに詳しく書かれている。

xrcd Official Homepage
xrcd24の特徴

・全ての通常CDプレーヤーで24bit相当の音が再生可能
・世界初の24bitマスターによるダイレクトカッティングと音質管理
・外部からの音楽信号変化要因を徹底排除し、原音を維持
・マスタリングからカッティングまで全機器をカスタマイズしてパワーアップ
・選び抜かれた音の職人たちの耳による厳しい音質管理
・原音探求JVC K2テクノロジーの集大成

私の選んだアルバムはショルティ指揮シカゴ交響楽団のハルサイ。
「春の祭典」というよりもパワフル金管楽器群が炸裂した「猛牛の祭典」といった演奏なんだろうなあと思いながら聴き始める。
すると、猛牛とのイメージは私の先入観だけのものだったことにすぐ気づかされた。
巨大編成となるこの曲のごく細部まではっきりと聴き取れるxrcdだけのことがある。
ショルティが細かなところまで行き届いた指示をしていることがよくわかる。
さすがに金管楽器群は最後まで全くバテそうな気配を感じさせないパワフル演奏ではあるが、xrcdだとピアニッシモでのアンサンブルの妙が楽しめる。
値段は少し高めになってしまうが、演奏会で聴くよりもはるかに鮮明な演奏である。
そこまでクオリティが高いことがよいものなのかどうかということはともかくとして、xrcdであればこそ堪能できそうなアルバムを厳選すれば、これはこれで良いものだ。

Carlo Maria Giulini / Pictures at an Exhibition

Carlo Maria Giulini / Pictures at an Exhibition

もうひとつおまけで購入したのがジュリーニ@シカゴ響の「展覧会の絵」。
購入理由は当時世界一うまかったであろうトランペットのソロを聴きたかったから。
しかも贔屓にしているジュリーニの指揮であればなおさらのこと。
聴いてみてさすがに他では聴くことのできない素晴らしい音色のトランペット・ソロだった。
もちらもシカゴ響とはいえ猛牛的な演奏ではなく、とても繊細なところをもった好演奏。

HMVジャパン

2006/08/03 木曜日

ブルックナー交響曲第5番がお気に入り

Filed under: (主にクラシック)音楽 — 咲本 @ 23:55:59

昨年末くらいから15年ぶりくらいにクラシックを聴きまくる生活に入っている。
1日に聴く時間は平均5時間くらい。
ちょうど以前だったらお酒を呑んでいた時間に相当するかも(笑)
でも、ただ漫然と聴いているというのではなく、本を読みながらというもっぱらの「ながら族」。

そんな私のお気に入りトップは、ブルックナーの交響曲第5番。
もうブルックナーというだけで、あの重厚なサウンドが好きで仕方がないのではあるが、各セクションの美しさがとりわけ感じやすいのが第5番だと思う。
あまりクラシックを聴かない人であれば第4番「ロマンティック」が有名であって、ブルックナー好きの人なら一般的には最晩年の第8番・第9番ということになるだろうから、ちょっとひねくれた趣味なのかもしれない。

交響曲第5番の演奏の中で感動ものなのは、写真のショルティ指揮シカゴ交響楽団とチェリビダッケ指揮シュツットガルト放送交響楽団の2つ。
この2つはダントツですばらしい。

ブルックナーNo.5

ショルティ+シカゴ響は、ホールの関係なのか音質が乾いた感じがしてしまうところが少し残念でありながらも、この金管楽器のパワフルさは、いくら指揮者が指示をしたところで他のオケでは不可能な領域。
フォルテシモの演奏でも音が割れずに芯のある音で、その上きっちりハモっている。
他のオケで同じようなことをさせようとすれば、音が割れ、音程に狂いが生じ、楽器ごとのバランスが崩れ、おまけに演奏途中でバテてしまい、聴くも無惨なことになってしまう。
もうこのブラスサウンドが聴けるだけでも鳥肌が立ちっぱなしの感動が最後まで続く。
そしてショルティが妙な小細工などせずに、骨太に堂々と演奏させているところが好感を持てる。
チェリ+シュツットガルト放送響のほうは、全集版の中に入っていて、晩年のミュンヘン・フィル時代と比べるとテンポ設定が早めであるとはいえ、ショルティの79分に対してチェリは83分。
ヴァント指揮ミュンヘン・フィルが74分であるくらいだから、そのゆったりしたテンポ設定が際立つ。
当たり前だがショルティのように金管をフルに鳴らすのではなく、あえて抑え気味に表現させる箇所も多くあり、隅々に至るまでチェリの美学を堪能できる。
私のチェリ好きは中学生の頃からのもので、以前にいくつかのエントリーでも書いているので、これ以上チェリの神がかった演奏について書く必要もなかろう。
例えば http://blog.tokeidai.net/classical_music/celibidache_bruckner/

さて、日本でブルックナー交響曲の生演奏を聴く機会というのは、恵まれていないというか、国内オケではどうしてもパワー不足でしかも後半にバテてしまっているのがありありとわかってしまうので、開催されても聴きにいくかどうか迷うところであるのだが、今年はなんと10月19日にアバド指揮+ルツェルン祝祭管による第4番という超豪華な演奏が東京のサントリーホールで行われる予定なので、一般発売前に速攻チケットを入手してたのしみにしている。
その前に未体験のアバドによるブルックナーもCD体験しておくことにしておこう。

HMVジャパン

2006/07/07 金曜日

バルシャイ指揮ショスタコーヴィチ交響曲全集聴き始め

Filed under: (主にクラシック)音楽 — 咲本 @ 00:46:08

ルドルフ・バルシャイ指揮ケルン放送交響楽団によるショスタコーヴィチ交響曲全集が届き、早速聴き始める。

バルシャイ指揮ショスタコーヴィチ交響曲全集

WDR Sinfonieorchester, Rudolf Barshai/Shostakovich: Symphonies





ショスタコの第1番から第15番までが収録されていて3,000円台という破格につられ、ついでに購入してしまったのだった(笑)

あまり時間もないのでひとまず「レニングラード」を聴いてみる。
弦がたいへん美しい。
ケルン放送響なので純ヨーロッパ風かと思っていたら、管楽器群がロシア的というか少し野性的な感じ。
ただ野性味あふれる激しさがあるわけでもなく、弦が頑張っているとはいえ徹底した美しさを求めた演奏とも言い切れず、悪くはないのだけれど、何かもうひとつ足りないとの感を抱いてしまう演奏。

まあでも交響曲が15曲もあり、チクルスとして発売になっているアルバムには、必ず「当たり」が混じっていてもおかしくはない。

ということでもう1曲、まだ曲自体聴いたことがなかった交響曲第8番を試しに聴いてみたら、これが大当たり!
「レニングラード」と同じく第二次大戦真っ只中に作曲されたこの曲は、前者に見られる戦争シーンを連想させるような派手な凱旋風の箇所や敵に攻められているような箇所もなく、総じてわかりやすいメロディが多く存在する、いかにも第5番「革命」を作曲したショスタコってな感じとも全く違う。
戦争中の心の内面を見つめたような感じの曲で、深みと緊迫感が常にただよっている。
いや〜、なんともしびれる曲!

またレニングラードがいまいちだったのに対して、8番についてはバルシャイは冴えわたっている。
さすがショスタコの友人であっただけに、この曲が当時凱旋歌的な勝利を感じさせる要素がないがゆえなのかもしれないが公演禁止になったことなど、その経緯やショスタコの心境などを深く理解しているだろうことも関係しているのかもしれない。
弦の高音域もこの上なく美しい。

予想だにしなかった名曲に出会えてとても嬉しい。

さて当初のお目当てだった下記ジュリーニのモーツアルト交響曲第40番&マーラー交響曲「大地の歌」。


Wiener Philharmoniker, Carlo Maria Giulini/Mozart: Symphonie KV 550; Mahler: Das Lied von der Erde Wiener Philharmoniker, Carlo Maria Giulini/Mozart: Symphonie KV 550; Mahler: Das Lied von der Erde



こちらのアルバムは、おまけで収録されている程度に思っていたモーツアルトが思いの外よい。
モーツアルトの曲には快があるかもしれないが感動はない、というのが私の偏見であたが、ことジュリーニには該当しなかった。
さすがに「カンタービレ」の巨匠ともいえるだけの指揮者のことはある。
一般的な演奏と比べれば、テンポはとても遅いがその遅さを全く感じさせず、メロディから「もののあはれ」的美しさを引き出している。

マーラーの「大地の歌」のほうは初めて聴いたのであったが、やはり全編にわたってテノールとアルトによる歌が入ってオペラ的であるがゆえに、ちょっと私にはおもしろくなかった。
好きな人は多いんだろうけど、歌曲とオペラははっきりいって苦手。
HMVジャパン

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