2006/11/05 日曜日

iTunes利用からCD walkmanへと時代逆行の道に

Filed under: (主にクラシック)音楽 — 咲本 @ 12:55:57

Macで作業中は大抵の場合にiTunesでCDを聴きながらということをしていたのであるが、ついにサウンド系の基盤がヘタってきた模様。
小さな音量しか出なくなってしまった。
本体のボリュームを最大にしてiTunesのボリュームも最大、なおかつiTunesのイコライザーであらゆる数値を目一杯高くして、やっとダイナミックレンジのない、かなり歪んだ音で聴くことができる有様(泣)。
そろそろパソコン本体自体がご臨終となる時期も近い徴候か?
会社で使用しているDellのノートも、つい最近基盤が壊れて修理行きとなっている。
こちらは新品購入から一ヶ月で故障。
ちなみに、Dellだからなのか、以前これでiTunesを使い音楽を聴いてみたところ、音飛びが激しい上に明らかにMacと比べて音質が荒く、ひどいものだった。

てな状態だったので、日常のリスニング用にSONYのCDウォークマン、D-NE20を購入。
walkman

walkmanを使うのが初めてであるためか、オモチャかいなと思ってしまう外観。
まあしかし、CDポータブルの中では上位機種にはいるらしい。
とはいえ上位機種でも値段からすると大したものではないのだろうが(^^;
同じオモチャ風であってもiPodの類で音楽を聴くということには興味が持てない。
データを圧縮するフォーマット全般については明らかに音質が悪くなるので、私が楽しめると思えるレベルの音質には届かない。

とはいえ、購入したのもオモチャ風ポータブルなので、どうなのだろうと聴いてみたところ、比較的素直な音であり、音の輪郭もしっかりひきしまった感じなので、予想していた以上の出来でひとまず安心した。
ちなみに、リモコンを取り外して、本体に直接ヘッドホンを取り付けたら更に音質が向上した。
搭載されたデジタルアンプもこれはこれでなかなかよいものだ。
これで日常音楽を聴く分に困ることはなさそう。
このウォークマンはATRAC3plusという高音質圧縮フォーマットで編集したCD-R/RWを再生できるらしい(編集ソフトが付属) 。
おそらく通常のMP3より高音質であることに興味を示す人も多いのだろう。

ウォークマンシリーズの中でも、現在は圧縮ファイルの再生ありきであるメモリーオーディオタイプが主流となっており、CDウォークマンなんて今どき落ち目。
確かにより小型軽量化に進んできているということと、好きな曲だけを編集して組合せやすいというところが便利だということなんだろう。

この流れ自体は、自作の音楽作成や既存楽曲の編集がしやすくなって、今まで表現したくても敷居が高く難しかった多くの人達が手軽に表現できるようになってきたということでもあり、ファイルが軽くなった分ダウンロードによる流通が促進されるということでもあるので、喜ばしいことだといえるのだろう。

クリステンセンのいうイノベーションによる破壊的技術(品質は落ちるが低価格で提供できる技術)の理論とも、普及することについての理屈が合う。

インターネットをビジネス的観点から関心を持つ人間としても喜ばしい傾向であることに違いない。
WEB2.0的路線が推進する猫も杓子も皆表現者という方向と発想が合うからである。

しかし、である。
これは音質にこだわらざるをえない大規模オーケストラ好きの私となれば、よからぬ傾向と言わざるをえない。
私だけが特殊ということではなく、少なくともクラシックの好きな人達は間違いなくそう思っているだろう。
なぜなら現在ありうる圧縮フォーマットでクラシックを聴くと、聴くに堪えない音質しか得られず、少なくともCDレベルの音質が得られなくては話にならないからである。

変化の激しい時代だからなのか、音質劣化を伴う技術革新ばかりが目につくのだが、上位機種のCDポータブルだというのならMP3に対応しているかどうかなんてどうでもよいから、SACD規格に対応なんていう付加価値・高機能のものにも是非取り組んでほしいな。

世の中音質劣化フォーマットによって音楽が普及していくメリットも確かにあるが、耳がバカになりそうなフォーマットでしか音楽が聴けないという時代には絶対になってもらいたくない。
Sony Style(ソニースタイル)

iTunesビジュアライザとブルックナーとの相性のよさ

Filed under: 雑記 — 咲本 @ 00:22:03

iTunesのビジュアライザを表示してチェリのブルックナー9番を聴く。

ブルックナーのように宇宙や至高性を感じさせる音楽とビジュアライザとの相性は抜群。

曲の表情に見事に対応して表現が変わっていく。

これがラトル指揮のホルスト組曲「惑星」となると、安直な連想となってしまい面白味にかける。

ポップス全般ともなると、ブルックナーで観たあとでは、ビジュアライザの音と連動した繊細な表現をいまいち楽しむことができない。
itunes1

itunes2

itunes3

itunes4

2006/11/04 土曜日

セカンドライフ(second life)もうすぐスタート

Filed under: 雑記 — 咲本 @ 02:16:44

secondlife

ゲームをしない私が、セカンドライフ(secondlife)に登録し、結構ハマり出している。

これはすごい!

日本語版が楽しみ。

2006/11/03 金曜日

某ベンチャーの知られざる日常をついに公開(^^;

Filed under: 雑記 — 咲本 @ 11:27:48

↓オフィスでは・・・

オフィス風景

↓アフター5

居酒屋1

居酒屋2

居酒屋3

居酒屋4

居酒屋5

ボーリング1

ボーリング2

2006/11/01 水曜日

心脳コントロール社会

Filed under: 読書 — 咲本 @ 03:44:01

ジェラルド・ザルトマン『心脳マーケティング 顧客の無意識を解き明かす Harvard Business School Press』 ジェラルド・ザルトマン『心脳マーケティング 顧客の無意識を解き明かす Harvard Business School Press』

ほんとは一年ほど前に購入したザルトマンの上掲書を読みたかったのだが、ついつい読んでいないまま放置していたところ、下記小森氏の新書が出たので、先に薄っぺらい新書のほうに手が伸びてしまった。

小森 陽一『心脳コントロール社会』 小森 陽一『心脳コントロール社会』

小森氏の本は要するにザルトマンの本をごく簡単に要約したものであり、それを左翼がかった視点から、政治を中心に行われている心脳コントロールに騙されるなと主張している。

この朝日新聞論説委員風の視点にかなり違和感を感じざるをえない。

大体、わざわざこんな説明をしてもらわなくても、政治におけるブッシュや小泉のプロパガンダについてはネットのヘビーユーザーのほとんどの人が気づいているわけだし、全く気づいてこなかったような人達が本書を手に取るとも思いがたい。

とりわけ日本の場合には、少しばかり心脳コントロールによる大衆操作がうまくいったからといって、少し政治がうまくいってなさそうになると、あっという間に政権交代となってしまうような歯止めのきくような仕組みが、一部例外を除けば歴史上きわめて長く続いてきている社会なのである。

さて、心脳マーケティングの要点を知りたければ、本書第二章を読むだけで十分。

代表的手法として2つあり、「プライミング」と「フレーミング」。

プライミングとは、

一つのキュー(刺激)が、ある特定のエングラム(記憶)を活性化させ、そのエングラムが次には別なキューの役割を担い、別なエングラムを活性化する、といういくつかのプロセスを積み重ねれば、かなり的確に、ある特定の一つの方向に、人々を誘導していくことが可能になるわけです。(中略)
「現在の経験を取り巻くコンテクストが、我々が記憶を記銘したもともとのコンテクストとどれほど似ているかによって、その記憶をどれほど簡単に想起できるかを左右する」

ということ。

フレーミングのほうは、「バックワード・フレーミング」と「フォーワード・フレーミング」があり、

たとえば、もしマーケターが過去の経験についてそのポジティブな側面を語ったとすれば、消費者がその製品や買い物について思い出す経験内容は、実際にその人が経験した内容とは異なったものになる。この現象はバックワード・フレーミングとして知られている。逆に、フォーワード・フレーミングによって、マーケターは将来起こり得る経験に対する期待を消費者に抱かせる。こうした期待の影響によって、実際に起こる経験の内容や、その経験の記憶も変わってしまう。

つまりは、

自分の経験を自分で意味づけるのではなく、マーケターによって意味づけてもらい、それを信じこむ、それが「フレーミング」にはめられた人間の心と脳なのです。

ということ。

まあマーケティング活動の中で普通に行われていることであって、これを小森氏のようにけなしていこうとすれば、 人間の学習プロセスまで否定されることになる。

あまりにも小森氏の本の内容が乏しいものであるがゆえに、心脳マーケティングによる無意識へのアプローチ手法について、久しぶりにザルトマンの書のほうに直接あたってみたくなってきた(^_^;

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