2006/07/20 木曜日

大学院講義「いかにマーケティングは成立するのか」

Filed under: マーケティング, 講演・講義 — 咲本 @ 03:19:14

デジハリ大学院のインターネット・マーケティング講義、今回は「いかにマーケティングは成立するのか」と題して、私がいかなる思想的基盤によって思考していっているのか、その一端をお話させていただいた。

おおまかな内容としては

  • マーケティングを本業にしながら、なぜ私は以前から「マーケティング」という言葉になじめず、違和感を感じ続けてきているのか?
  • MarketingのMarket(市場)とは?
  • 市場社会(または工業化社会、近代社会)の特殊性と非市場社会の普遍性
  • 物の交換の起源が物々交換というのは大ウソ
  • 「交換」より上位概念となる「交易」とは?
  • 「意味」という病
  • 工業化社会の価値観を問い直す
  • インターネット社会というものがありうるとすれば?
  • お金儲けをゴールとしない思考
  • 「解を求めようとする」Plan→Do→Seeモデルから、消費体験の顧客との共創ー学習による「問題そのものの発見」モデルへ
  • 「共創」パラダイムにおけるマネジャーの活動、「即興演奏」モデル

という感じ。

次回の講義がマーケティングの最終回となり、大学院生さんからの課題発表を行ってもらう予定なので、実際上は今回が私がお話できる最後ということでもあるので、ちょっと面食らうような展開だったかもしれない講義とさせていただいた。

大体、マーケティングとは限らなくても、少なくともビジネスのお話をしているはずの立場の私が、講義の参考にしている著作者の中に、カール・ポランニー、マルセル・モース、マーシャル・サーリンズ、今村仁司、柄谷行人、橋本治のような人達が入り込んできているのって、ちょっと変かもしれない(笑)

気がついたら「え〜っと、全然関係なさそうやけど、実はマーケティングの根幹に関係ある話なんですよ」と必死に断りながらしゃべっている私がいた(爆)

2006/07/18 火曜日

たまにはひやかし?

Filed under: 雑記 — 咲本 @ 22:19:51

大阪の西梅田に次々とブランドショップができている。(って、随分前から多いのかもしれないが)

そういえば、フェラガモからは一度も購入したことないのにクレジットカード会社絡みで特別販売ご招待券が事あるたびごとに来る。

商品の購入には興味がないが、近いうちに接客ひやかしツアーでもしてみよう(悪)
接客自体にはすごく興味があるので(笑)

ブランド戦略とか語る人は多いけど、その人達があまり語らない接客って、実はブランドにとってはものすごく重要なのだ。

ブランドショップ

2006/07/17 月曜日

ちょっとアホ!なパーティと自問

Filed under: 経営戦略, イベント — 咲本 @ 22:15:08

ヒューマンフォーラム出路社長の出版記念講演&日本アホ会パーティに参加。

会場の京都タワーホテル入口にはヒューマンフォーラムのスタッフさん達が「イベント用制服」でお出迎えしてくれている。

ヒューマンフォーラム・スタッフ1

ヒューマンフォーラム・スタッフ2

「これが講演会スタッフの制服?」と不謹慎に思うような参加者は、おそらく一人もいなかっただろうし、そもそも「頭のかたい=マジメ」と勘違いしていそうな人達には参加してもらいたくなさそう(笑)

会場は超満員で200名以上が参加していたのではなかろうか。
ホテルの宴会場をワンフロア貸切で開催された。

通常のビジネス系イベントと違うのは、タトゥが入ってますよという感じのアパレル系の参加者、やたら背の高い現役のバレーかバスケットなどのスポーツ選手ですよといった女性参加者が見受けられるところか。
アパレル系参加者は出路社長の仕事関係、スポーツ系参加者はゲスト講演の西田氏つながりなのだろう。

パーティではヒューマンフォーラムスタッフさん達によるパフォーマンスや関係者のアホアホトーク(「アホ」は悪い意味ではない) が炸裂したものとなり、ヒューマンフォーラムの社内イベントがどのような雰囲気なのかを連想できるものであった。

日本アホ会パーティ

下の写真は配布物の一部。
社内報であるヒューマンフォーラム新聞と過去の社内エピソードをマンガにした冊子。

ヒューマンフォーラム新聞

イベント上だけでなく、普段の事業でも「ちょっとアホ」を徹底的に実践していかれている会社であり、2坪のショップで創業後、10年で年商57億、経常利益率12%の古着屋さんに成長され、まだまだ右肩上がりが続いていきそうなパワーを持たれた会社。

確かに必要なことは素早く勉強してしまうことなんて当たり前であり、そのような理論をはるかに突き抜けていく実践力がないと、事業は伸びまへんわ。

出路社長の目から世間の企業を見たら、ほとんどのところは「マジメで必死にやっていることが成功に繋がるという大きな勘違いをしている」と映ったり、「ものすごく実践していると本人が思っているだけで超スローモーションでしか動いていない」ということになるんだろうな。きっと。

これって出路社長がどのように認識しているかどうかはおいといて、最近関心を持っている「自問」することと直結するぞと、すとんと腑に落ちた。

のだめカンタービレ

Filed under: 読書 — 咲本 @ 06:59:36

のだめカンタービレ(1)のだめカンタービレ (2)のだめカンタービレ (3)のだめカンタービレ (4)のだめカンタービレ (5)のだめカンタービレ (6)のだめカンタービレ (7)のだめカンタービレ (8)のだめカンタービレ (9)

寝る前に「のだめカンタービレ」を読み出すと止まらなくなり、9巻まで読んでしまった。

メチャ笑える上に音大やオーケストラについてよく調べてある。

時々、感動してゾクッとくるシーンもある。

2006/07/15 土曜日

大掃除な一日

Filed under: 雑記 — 咲本 @ 23:58:26

京都は祇園祭でにぎわっている日なのではあるが、私のほうは地元の町衆ではないのでとりたてての関心もなく、朝から深夜まで大掃除していた。

とりわけキャビネット2台、フリーラック1台が届けられてきたこともあり、掃除+整理+家具組み立て+大量のゴミ処分ということで大いに時間がとられた。

まだ届いていない家具もあるので道半ばの状態。

今までの収納をいったん白紙にしてしまい、家具を含めてゼロベースで思い通り整理し始めているので、とっても気持ちがよい。

2006/07/14 金曜日

お寺を今創建するとすれば?

Filed under: 雑記 — 咲本 @ 21:59:19

さて、下↓は何?

堂島薬師堂

本日、とある会議に出席するため、大阪の堂島アバンザに行っていたのだが、その敷地内にこの得体の知れない建物がある。

答え。お寺のお堂。

名称は堂島薬師堂と言い、ちゃんとした由来を持っている。

堂島アバンザのWEBによると、

堂島アバンザ_堂島薬師堂
堂島薬師堂は古く推古天皇の時代から当地にあったと伝えられ、「御堂のある島」=「堂島」が由来であるといわれています。戦後、毎日新聞社が増築した 際、敷地内に祀られていた薬師堂を敷地東向いの社有地に移設しました。そして、堂島アバンザを建設するにあたり、奈良・薬師寺と地元の堂島薬師堂奉賛会の 要請もあり、かつてあった場所に戻ったのです。
以前の御堂は瓦屋根の日本的な建物でしたが、新しい御堂はミラーガラスと石で構成した現代的なビルと調和を図るためモダンにデザインされました。

と、奈良の薬師寺系列のれっきとしたお寺で、主要な年間行事として 「お水汲み祭り」「弁財天まつり」「節分祭」というものも開催されている模様。

しかしまあ、いくら現代的ビルとの調和を考えたと言われても、お寺の持つ荘厳さや最も世の中で最も尊いものを祀っているという姿勢をあまり感じないというのは私だけであろうか。

こちらのビルに入居企業の方にたずねても、感想は私とあまり変わらなかった。

奇をてらおうとした建築デザイナーの思惑ばかりが目に付くばかりで有り難みが伝わらない。
大体、入居企業の目線からすると、お寺よりはるかに上から「小さいなあ」と見下げるという構図になっている。
本当だったら跡形も残さなかったかもしれないところを、お堂をまわりの景観にとけ込みやすい形で残してやっただけ、有り難く思え、という感じもしなくもない。

仮に私が資産家でこのビルのオーナーであれば、23階建てのビルの最上階を屋上庭園にして、そこの中央に20階建てくらいの塔を建てて、そちらの最上階に小さなお堂を造りたい。

これだけたくさんの高層ビルが建ち並ぶ時代にあって、お寺の有り難みを出す建て方を表現するひとつの方法って、高層ビルのさらにはるか上に建てるくらいのことを考えてみてもよいのではなかろうか?

2006/07/13 木曜日

大学院でのSEO講義

Filed under: PCネット・ビジネス — 咲本 @ 14:02:15

夜はデジハリ大学院でのインターネット・マーケティングの講義。
といっても、翌日からフランスへ長期帰省されるため某大学院生さんに繰り上げ発表してもらったのと、その後はゲストスピーカーの方に講義してもらったので、私自身は何もしていない(^^;

今回のテーマはSEO。
ゲストスピーカーが豪華で、SEOなる言葉を流行らせた張本人で、国内で初めてSEOの書籍を出されたこの分野のリーダー的存在である住太陽さん

とても深みのあるお話をしていただいたので、大学院生さん達の満足度はかなり高いはず。

なにが面白いかというと、テーマがSEOなのに、テクニカルな話をほとんどされなかったこと。
なぜなら、テクニックでどうこうするということが中心となっていたのは、検索エンジンの精度が飛躍的に高くなったことで既に昔の話と言ってもよく、SEOは知恵の時代に入っているとのことだから。

その知恵を絞られた事例説明というのが、一見しただけではわからないようなところまで考え抜かれたマーケティング的な発想がベースにあり、テクニックとしてのマーケティングというより、ネットの世界を体感してきたところから絞り出してくるマーケティングの実践といったお話であったと受け取った。

住さんの意外な展開かもしれないSEO講義は、私が今までやってきている路線を、結果的には間違ってはいなかったよと言ってもらったことになるのかもしれない。
どういうことかというと、私が非ネット・マーケティングに時間を割き、しかも暗記物のようにインスタントに済ませることのできないようなことばかり取り上げてきたのも、世の中が激変したことで古典的・教科書的マーケティングが全く通用しなくなっているにもかかわらず、世間ではインターネットのマーケティング分野で相変わらず古典的な発想のもとに実行がなされるケースが多く、「知恵を絞り出す」のには新しい一部のマーケティング発想が参考になる可能性を秘めており、いずれにせよテクニカルなノウハウを暗記することありきでは、流行語に振り回されるばかりで、本質を見る目を見失ってしまいかねないということだ。

また、「WEB2.0的=お金や手間をかけずに実践できる」というお話も大いにうなずけた。

相次ぐ大学院生さん達からの質問にもしっかりご回答くださり、25分ほど終了時間をオーバーした(^^;

大学院生さん達の「毎回恒例」食事会にも顔を出していただき、住さんにはほんと感謝しても仕切れない気持ち。

仏具工房での体験が込められた小学生達の卒業記念品

Filed under: マーケティング — 咲本 @ 04:05:09

昼間、京仏具の小堀さまの仏具工房にお伺いさせていただいた。
目的は地元小学生が自分たちの卒業記念品となる文鎮(ぶんちん)のとっておきの装飾となる金箔張り体験学習に来訪されるとのことで、その見学のため。

先日いくつかのエントリーで書いたとおり、平田先生の「魔法の掃除」がきっかけとなって子供達の自問につながりそうなことに関心が俄然高いことと、小堀さまの「手を合わす心を子供や孫たちに」との企業方針に基づかれたご活動にも注目していたところ、たいへん有り難いことに小堀専務さまからお誘いいただき、これ幸いとばかりに訪問させていただいたのだった。

金箔張り

日常子供たちと接触する機会もなく、学級崩壊などのよろしくないニュースばかりがマスコミを通じて入ってくる私がまず驚かされたのは、子供たちのとても澄んでいる心と物事に素直に取り組もうとする姿勢であった。
6年生ともなると、マセたガキがシラケモードで、嫌々やらされているような感じなのかもしれないと勝手な想像をしていたが、そんな先入観は見事に打ち砕かれた。

子供たちが学習することの基本的な構えを身につけてきているからに違いはないが、金箔張りを一生のよき体験・想い出としてもらおうとの小堀さま側のマインドが私にもジンジンと伝わってきた。

午前中に2クラス、午後から1クラス、総勢100名の生徒さんに万全のフォロー体制で臨むべく、約10名のスタッフさん達が、かかりっきりで金箔張りのお手伝いをされていた。
子供たちが真剣なら、小堀さま側もガチンコの真剣モードなのだった。

中途半端な気持ちでいくら格好をつけて「手を合わす心を子供や孫たちに」と謳ってみたところで、準備と後片づけを含めると、約10名もの人達が丸一日かけて子供たちによい体験をしてもらおうと汗を流すことは、そうそう出来ることではない。

では金箔張り体験の団体予約が年に一度きりのことかというと、そんなわけでもなく、とりわけ修学旅行シーズンには殺到するらしい。
しかも小堀さまは土産物店のような業種ではないので、いくら子供たちのために時間と手間をかけたところで、直接的には1円の儲けになるわけでもない。

ここがマーケティング的観点からも、たいへん注目すべきところだと思うのである。
その観点とは、CSRという文脈で語られているものとは全く違った点においてである。

金箔張り体験が終わったあとにも、質問タイム、その他詳しくはあえて書かないが子供たちを驚かせる気の効いた企画が続く。
徹底的に子供たちによき体験を提供させていただきたいとの姿勢が貫かれている。

ちなみにこのイベントにはマスコミ2社が取材に来られていたが、これだけ充実した企画であれば納得といったところなのだろう。

2006/07/11 火曜日

大学院のシラバス作成

Filed under: 雑記 — 咲本 @ 22:01:45

大学院で8月から講義を行う予定の「事業計画手法」の教科書、参考書を決める。
また、希望者が出れば冬に開講されることになる「起業ゼミ」のシラバスをまとめる。

とはいっても、事業計画手法のほうは昨年度と教科書は同じで、講義スタイルも基本的には同じ。
内容的には昨年より若干濃い話が増えるかと思うが、それは私も一年のうちに進化・深化があってもおかしくはないというだけのこと。

今回の事業計画手法の新たに参考書指定したかった書籍がいくつもあったが、諸事情により泣く泣く断念。
ダニー・ミラーやプラハラードの経営書も入れたかったし、近日発売予定のミンツバーグの書をまだ発売されていないがゆえに日和見をしてしまった。

事業計画手法というのは選択科目なので、受講しなくても卒業できる。
それをいいことに、受講に積極的でない人に来てもらうと講義が台無しになってしまうということから、シラバス記述項目を工夫して、軽い気持ちでは選びにくいようにした。
ただ、学生さん全員が敷居が高そうなことを理由に、フタを空けると受講者ゼロだったりして(汗)

明日のインターネットマーケティングの講義にはSEOの第一人者をゲストスピーカーにお招きする。
私自身も楽しみ(^^;

2006/07/10 月曜日

新しく本棚設置など収納の改造

Filed under: 雑記 — 咲本 @ 15:30:53

本関係を中心に部屋の掃除。
以前から不要な本を捨てるように心がけてはきたつもりであるが、置き場所に限界を感じていたので、新たに90センチ幅の本棚を2つ購入して設置した。
本棚ひとつあたり棚板が9枚あるので今まであふれかえっていた書籍類が余裕で整理していけそう。

本棚

今週一週間かけて文庫・新書用のっぽ本棚とサイドボード、フリー棚、テーブルも新設し、いくつか使い勝手の悪い棚を捨てる予定で、これで収納力がアップし整理整頓するのが楽になりそう。

ついでに遅ればせながら、Air Mac Expressベースステーションも注文したので、ネット、プリンター、スピーカーをワイヤレス化してしまう予定。

今週は仕事場の整理整頓すっきり改造化週間(^^;

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