2006/05/11 木曜日

3日連続呑み会疲れを取り戻す

Filed under: 雑記 — 咲本 @ 16:01:37

ここのところ深夜までの呑み会が続いた。
とはいえいつも書いているが、私はノンアルコールだけど(^^;

一昨日は東京から京都に戻ってきて東京からお越しの方と合流し、某料理屋さんへ。
なんだかんだで閉店時間も過ぎて合計5時間くらい個室でお話していた。

昨日は大学院講義が終了後、院生さん達と近所の居酒屋へ。
1次会が終わった後も、一部の方と二次会のBarへ行き、大阪からタクシーで京都までの朝帰り。

それぞれ意味があってのことだけど、さすがに何日間も睡眠不足がたまっていたのでそれを取り戻すべく本日は午後2時までゆっくりと寝た(^^;

仕事を急ぎ済ましたあと、このあと夜はオーケストラのコンサートに行く予定。
ショスタコーヴィッチの交響曲第7番「レニングラード」がロシアの名指揮者ドミトリー・キタエンコの指揮で聴ける京響の特別演奏会。
楽しみ(^^;

2006/05/09 火曜日

日本酒通のお店を「育てる」

Filed under: 食べる・呑む — 咲本 @ 08:11:15

仕事を終えて最近ご無沙汰しているU氏と合流。
ちょっと面白いお店があるとのことで虎ノ門から新橋まで歩き、某豆腐料理のお店に入る。

出てきた料理は湯豆腐、おから、がんもどき、それと漬物。
とてもおいしい豆腐だったが、こちらは豆腐料理店としては普通。
座席数はそう多くはなく、20人も入れば満員。
料理もお酒も良心的価格なので気軽に行けそうなお店。

この一見ありふれたお店に見えるこちらのすごいところは、現在お酒を呑まない私が注目するのもおかしな話ではあるが、この店は日本酒のこだわり方がハンパではないお店であること。

酒一覧1

酒一覧2

上の写真のように店内には店主おすすめの日本酒銘柄が掲示されている。
がしかし、これらは本当におすすめしたい酒ではないとのこと。
理由はどこのお店にも置いてあるありふれたお酒であるから。
こちらの大将は聞き慣れないがおいしいとの銘柄の評判を耳にしてはそれを見つけ出し呑んでみて、納得できるレベルの銘柄であれば直接蔵元をアポなし訪問して仕入の交渉することを続けてこられており、今や酒通の間で入手困難と言われているものを安価に仕入れられるがゆえに客にもお手頃価格で提供できる体制を築いてきた方だった。

お店のオープン当初から現在のような品揃えであったわけではなく、酒通のマニアックなうわさをお店の品揃えにずっと反映し続けてこられているがゆえに、結果として他にはない充実した品揃えとなっているのである。

だから「かくかくしかじかのテイストの酒が呑みたい」とリクエストすれば、あまり耳慣れない全国の地酒からリクエストにぴったり合ったお酒が次から次へと出てくる。

地酒好きにはこれがたまらないので、何もしなくてもドンドンと口コミで拡がっていく。
私が伺っている最中にも某官庁の集まりによる貸切予約が入ってきた模様。
もちろん「久保田」だの「八海山」だのと有名銘柄をリクエストすれば、それはそれで安価で提供されている。

その上、もともと実家が豆腐屋さんなので、おいしい豆腐が安定的に入ってくるベースもある。

こういったお店のやり方というのは「育てていく」のに時間がかかるので、「いまどきのお店」としてはやろうとする方はほとんど存在すないのだろう。

トレンドとなるキーワードをショップコンセプトに取り入れ、ちょっとオシャレかもしれない店舗デザインとメニューづくり、高いと思われない程度の価格設定を考えていく場合がほとんどなんだろう。

大手チェーンであれば、もしそのコンセプトがウケなくなってきたら、飲食店のジャンルそのものも含めていくらでも変身させていけばよいとも考えるのだろう。

一方で個人経営の飲食店であればこそ、この地酒のお店のようにその気になればお店を育てていくことで他の追随を許さないほどのオンリーワンショップになっていくことが可能であるはずなのに、大抵のお店は短期的な利益ばかりを優先して育てていくところがないのはまだマシなほうで、惰性でお店の経営を継続しているだけであるがゆえにその利益も段々と減っていく一方で、挙げ句の果てには贔屓にする少数の常連しか来ない店へと変貌してしまうことが多いのではないだろうか。

自分のお店を長期的に一貫した芯となるものをもって育てていったお店。

そんなお店が私は好きだ。

追伸
本日宿泊したのは銀座1丁目にあるホテル。
もう書く時間がないので、こちらについては後日書いてみることにする。

2006/05/08 月曜日

ホテルニューオータニからの夜景

Filed under: 雑記, マーケティング — 咲本 @ 01:06:08

ホテルニューオータニの部屋はタワー棟36階のダブル。
たまたま偶然のラッキー部屋だった!

なぜなら↓下の写真のように東京タワーが真っ正面でそこに向かって延びていく赤坂の灯りが見える眺望の部屋だったからだ。

東京タワー夜景

同じ位置にある31階の部屋の眺めを確認してみたが、5階下になるだけで写真左側奥に青く光っているプレジデンシャルタワーは見えなくなってしまう。

なぜそんな確認ができたかというと、3日間限定企画として「TOKYO “YAKEI-ROOMS”EXHIBITION 2006」なるイベントが開催されており、タワー棟31階全ての部屋をこのイベント用に使用されていたからである。

このイベントはホテルからの夜景を楽しんでもらうことと、夜景とともに楽しめる新しい部屋の演出の提案がなされたもの。
イベントをプロデュースした「夜景評論家」丸々もとお氏の講演も行われたのであった。

31階を3つのエリア、それぞれ「自分を見つめる夜景エリア」「遊び心が高まる夜景エリア」「恋心が高まる夜景エリア」とされていたのだが、それらの部屋によって「音」「光」「香り」「グッズ」によるかなり個性の強い演出がなされていた。(例えば下の写真2つ)

YAKEI-ROOMS1

YAKEI-ROOMS2

一見悪趣味にもなりかねないギリギリのところといった感じがしなくもなかったが、例えば「青」や「赤」という光についてもカラーセラピーからのアプローチらしく、単なる思いつきだけではないらしい。

いやいやこれは悪趣味かどうかというよりも、上の写真にあるようなハート型の窓とハート型の風船を使った部屋にして夜景を楽しみながら出張Barによるカクテルサービスなども盛り込んだ企画をクリスマスイブにぶつけてみると、意外と予約が殺到するかもしれない。

実際、部屋一つを出張Barコーナーにしていた部屋も企画されていたくらいなのだ。

観覧した客の意見を参考にしようと思ってなのか、やたらとホテルスタッフさんも多くいらっしゃって、イロイロと説明をしながら客とコミュニケーションしようとの意向も明らかだった。

そう、東京のホテル業界は新規オープンするホテルの多くが、次から次へと新しく建設される高層ビルの高層階を使うので、「ホテルからの夜景」ということによる競争が既に始まっているのだ。

建物自体を変えるわけにはいかないとすれば、夜景を含む部屋の空間の提案合戦が始まろうとしている、というかそこで一歩リードしようと思っているのがニューオータニだというわけ。

それにしても「夜景評論家」なる方が、ホテルはもとより各地方自治体からも引っ張りだこの人気だということには驚いた。

2006/05/07 日曜日

ホテルニューオータニで休日らしい一日

Filed under: 食べる・呑む — 咲本 @ 23:58:41

GW最終日なのでおとなしくおうちで過ごす人が多いであろう本日、昼間東京に到着し、ホテルニューオータニにチェックイン。

ニューオータニに宿泊したのは十年ぶり以上のホンマ久しぶりのこと。

本当なら到着してすぐに38℃に保たれた屋外プールで遊ぼうと思っていたが、天候がすぐれないので断念。

広いホテル内をブラブラしたあと、ちょっと早めの夕食にホテル内の蕎麦屋へ。
おまかせコースというのがあったのでそちらを注文。

蕎麦屋といっても、ひととおりの懐石料理風の料理が次から次へと料理がでてくる。

野菜が料理の随所にふんだんに使われているのだが、それらは特別に取り寄せた加賀野菜と京野菜。
焼物で出てきた鶏は比内地鶏。
蕎麦は十和田湖周辺の蕎麦粉を使用し一日に二度打ち立てのものが使われる。

先付のあと出てきた椀物は、揚げ豆腐の入ったあおさ汁。
関東風の味付けながら、確かにおいしい。

次に出てきた造りには驚いた。

造り
魚は石カレイとフッコの2種という淡泊な味のものだったこともあってなのか、醤油ではなく煮きり酒と薄口醤油とをブレンドしたマイルドなものが出てきた。
そして生の加賀野菜と周辺のお花。
これら野菜もうまい。

お次は比内地鶏と加賀野菜の焼物。
比内地鶏は噛んでも噛んでも味が出てくる。

煮物は同じく加賀野菜の炊き合わせ。
煮物の味付けは私にはちょっと濃かったが、 野菜の味自体はしっかりとしていた。

揚物は穴子を煮て味付けしたものの天ぷら。
初夏らしい一品で味もよい。

とここまできてやっとお食事として蕎麦が登場。
蕎麦の風味がしっかりあって、普段はロクでもない蕎麦しか食べていない私としては、やはりこちらが一番堪能できた。

最後にデザート。

デザート

蕎麦屋さんだからというわけではないが、あまり期待はしていなかったのだが、なんのなんの!
中央にアイスクリームとミントの葉。その周囲に讃岐うどん状の寒天とリンゴのソース。そこに抹茶がかかっていて、あんんともいえない奥深く繊細な味がした。

これだけたらふく喰って6,000円ほどで済んだ。

この店のすぐ隣りには「なだ万」があり、ここはここでたいへん美味しく食事がいただけるのだろうが、この値段でしっかりとした食事をいただけたことにたいへん満足。

堀炬燵式のスペースもあることだし、今後是非とも利用させていただきたく支配人さんと挨拶を交わして店を後にした。

ホテルニューオータニからの夜景>に続く

2006/05/06 土曜日

東京でGWの締め

Filed under: 雑記 — 咲本 @ 23:34:22

GWも終わろうとしている。

私の場合には、毎日音楽を聴いたりDVDを観たり本を読んだりと比較的自宅ベースでゆっくり過ごした。
とはいえ、仕事も毎日発生していたので、そちらを行いながらではあったが。

明日7日から東京で2泊。
東京に行くのは8日に仕事が入っていることが理由でありながら、明日は仕事ではないのでGW最終日をホテルでゆっくりと過ごす予定。

余談。
2週間ほど前から愛用のゼブラのシャーボ君がどこかへいってしまった。
仕方なく仕事のついでに河原町のLoftに立ち寄り、rotringから出ているマルチペン(シャーボのドイツ版?) を購入した。

シャーボの場合にはペン両サイドを持って軸を回転させることでペンのタイプを切り替えるのであるが、rotringのマルチペンは軸にグルリと黒ボールペン、赤ボールペン、シャーペンのマークが書いてあり、そのどれかを上向きにしてノックすると、芯が出てくるという独特の方式。
芯をひっこめるにはクリップの付け根あたりを押せばよい。
これなら片手で操作ができてとても便利。

モンブランやウォーターマンといったメーカーのものも勿論書き味がよいのであろうが、私には成金趣味のように見えてしまうし、それ以上に普段使うのにはこれ1本で済んでしまうというマルチペン機能の利便性が捨てがたいのであった。

rotring

2006/05/04 木曜日

鈴木清順監督の映像美を堪能

Filed under: 雑記 — 咲本 @ 17:32:27

数日前のブログで書いたとおり、鈴木清順監督の3作DVD注文品が届き、私としては20年ぶりくらいとなるだろう映画三昧で一日を送った(^^;

ツィゴイネルワイゼン鈴木清順監督『ツィゴイネルワイゼン』



陽炎座鈴木清順監督『陽炎座』


肉体の門 鈴木清順監督『肉体の門』

いや〜、「日本的」とでもいうべき独特の映像美。
現実と夢や此岸と彼岸との往復、色彩感覚、陰影、日本的エロス。
上記の上2作品は18歳の頃映画があまり好きでない私が、何気なくつけていた深夜テレビで流れたのを思わず見入ってしまったものである。

それ以降お目にかかったことがなかったが、今でも当時受けた強烈な印象が残っており、20年以上の時が経過して観て、えもいわれぬ感動をもって楽しむことができた。

翻って鑑みるに、私の美的感覚には鈴木清順の映画が少なからぬ影響を与えているのではないかと認識した次第。
例えば普段撮ろうとする写真の何気ない構図などに。

今回観ていて、普通に観ていたら見逃しそうな監督の小技を様々な箇所で発見した。
なので今後たまに鑑賞したとしても、それはそれで楽しめそう。
過去の日記で何度も言ってきているが、私は映画があまり好きではないがゆえにほとんど観ることがないので、一気に3作品も観るということはホントに珍しい出来事。

ここ20年間くらいの間で観た映画はごく限られていて、

  • ゴダール『勝手にしやがれ』『探偵』『マリア』
  • ヴィム・ヴェンダース『パリ、テキサス』
  • ジム・ジャームッシュ『ダウン・バイ・ロー』
  • トッド・ブラウニング『フリークス』
  • デイヴィッド・リンチ『ブルーベルベット』
  • ヒッチコック『めまい』
  • 小津安二郎『東京物語』
  • 鈴木清順『カポネ大いに泣く』
  • 角川春樹『キャバレー』
  • マッド雅彦『寝ずの番』

くらいであり、2年に一度も観ていないペース。

30年前までに観たものを挙げても、

  • ジョン・ウォーターズ『ピンクフラミンゴ』
  • 柳町光男『火祭り』
  • リドリー・スコット『ブレードランナー』

が付け加わる程度。
ホントはもう少し観ているかもしれないが、それらは記憶から消えてしまっている。
観る本数が圧倒的に少ないがゆえに、有名俳優の名前なんて誰ひとりさっぱりわからない映画オンチ。

映画オンチなので、テレビドラマのようなストーリー展開の映画や単細胞的で明確なメッセージを出している映画なんて全く観る気がせず、よほどの美的映像体験ができそうなものが登場してくれないと、ますます観に行かないということになってしまうのであった。

2006/05/03 水曜日

飛び込みで「志る幸」の懐石を食す

Filed under: 食べる・呑む — 咲本 @ 00:32:46

とある仕事が発生しており本日は急なことではあるが安ホテルに籠もることにした。
5月2日だというのにうまく部屋がとれてよかった。

京都の繁華街にあるこのホテルから晩飯を食べようと外に一歩出たら、そこは京都の中心的繁華街なので若者を中心にものすごく人が多い。
メシを食べるのにもこれだけ人が多いと、独りでゆっくり落ち着いて食べる場所確保に困る。

何気なくふと河原町と木屋町の間の路地を入ったところ、チェーン店ではなさそうな古めかしい建物の料理屋さんがあり、どんなお店なのかもわからないまま、いちげんさんの飛び込みで引き戸を開けた。
あとで気づいたのであるが、ここは有名店であるらしく、カウンター状の席が並ぶ店内の席は8割以上埋まっていた。

↓それにしてもほかにはお目にかかったことのない個性的な店内。

志る幸店内1

写真のようなまるで能舞台にも似たカウンターにとりあえず座ったのであった。
ちなみにこの後ろと左には橋の欄干を模したようなカウンター席がある。

ちょうど客の視線が能舞台のようにタタミの上を料理を持って行き来するスタッフにいくこととなり、傍目からすると一種異様とも思える雰囲気となり、座席の形態のためなのか客はしゃべり声もひそひそ話程度であって、静かな店内に「舞台」から降りてうしろ側にあるカウンター席に料理を運ぶスタッフさんの下駄の音がやけに響き渡る。

メニューを見せてもらったが、たくさんの品数があるので何がお薦め料理なのかが判断つかず、コースのように適当に見繕ってほしいとお願いしたところ、結果的に要予約でしか受け付けられていない懐石料理の扱いとなってしまった。

それにしてもまわりを見渡すと、みなさん食べているのが同じもの。
これは何かな?と気にしていたところ、客が入ってきてまた同じものを注文したので、これが有名であるらしい「利休辨當」(りきゅうべんとう)であることがわかった。

どうやらこのお店は京都観光のガイドブックでは定番的に紹介されている有名店だったのだ。
そんなことすら知らずに入ってきている客は私だけ(汗)

古高俊太郎

実はこちらは↑の店内写真に見られるように、勤王の志士、古高俊太郎がこの地に「桝屋」を構え、討幕運動の拠点ともなった跡地であった。

「志の幸」自体も昭和7年創業とのことで、いわば老舗。

どんな料理で有名かというと、一般的には「利休辨當」2,400円くらい。
これは言ってみれば観光客対策用ともいえるものなのであろう。
実際、店内にいた客はおそらく私以外全てが観光客であっただろうし、私以外全てがこの弁当を食べていた。

あとで知ったのだが、ここの本当の名物といえるものは、赤みそ、白みそ、すましの汁物。

汁物

それだけに↑のように大きく表示してある。
汁物で一番人気は京都らしく白みそとのこと。

実際に懐石最後に出てくるお食事になめこととうふの白みそ汁が出てきたのであったが、本当に絶品といえるものだった。
また、初夏らしくハモとじゅんさいのすまし汁も出てきて、こちらもハモのダシが利いていて、しかもハモがとてもやわらかく、今までたくさんハモのすまし汁をたしなんできた私もこれまでの中で最高の味といえるものだった。
ただし、単品で注文した場合には、みそ汁1杯が1,000円以上する場合もあるのでビックリしないように(^^;

そのほかにたまらなく美味だったのが、天然鯛の身と白子の造りであった。
天然の鯛の水分を吸収していって極限まで味を引き出そうと下処理をされた身は、味が濃厚かつ身がプリプリでたまらなかった。
京都の街は海がそばにないので基本的においしい造りは期待できないのであるが、これは別物だった。
大根のツマのような添え物にもさりげなく茗荷が混じっており、単なる飾り物ではない料理人の心配りがうかがえた。

あと、子持ちモロコの照り焼き風のものもおいしくてビックリした。
モロコを食べる機会なんて今までまるでなかった。
こんなにおいしいものであることを知らなかったのは私だけだったのだろうか。

それから、なぜだか鴨ロースも名物料理だとのことで出していただいた。
こちらはレモンを搾ってそこに和からしをのせ、しょうゆのようなタレをつけて食べる。
レモンが鴨の脂っこさを緩和してくれ、かんでいけば中からエキスがどんどん出てくるといったような感じで楽しめた。

それ以外に出していただいたものは最初に出てきた八寸、あと若竹煮、お食事、デザート。

とりわけお食事に出てきたちりめん山椒ならぬ「鯛ちりめん」。
よくあるちりめん山椒よりも細かく、その分しっかりと味付けがされていて当然山椒もよい風味を出しており、これまた当然ご飯が足りなくなり、おかわりした。
一度これを食べると、普通のちりめん山椒には大して興味がなくなるかもしれないほど美味。

最後のデザートの中にイチゴの一部分に砂糖を固形にしたものをうまく付着させられていて、これはこれで凝っているなあと思ったのであったが、食べようとしたところ、イチゴ上部についている葉っぱのところが実はきれいに切断した上でひっつけてあったので、スルリと簡単に取れた。
細かいところにまで配慮された料理人の一端が伺い知れた。

こうして食べ終わってみると、こちらのお店も商売上の生き残り戦略としてやむなくお弁当を売り出しているのではないかと改めて感じたのであった。

お弁当であれば、歴史ある場所でありながらお手頃価格で楽しめるので観光ガイドブックに掲載しやすく、お店側としてもバックヤードでは仕出し屋さんというか、それこそ弁当屋さんのように大量仕込みをして準備しておけばいくらでもさばいていけるのである。

「複数名で懐石と席の予約ができるのか?」とスタッフの方に質問したところ、基本的にはカウンターでの予約を行ってはいないが、奥に座敷があるのでこちらで8名くらいまでなら対応させてもらえるとのこと。

料理人の仕入れる素材のよさ、すごい腕、細かな料理への配慮、一部高級な器を使用されていたことからすると、このお店も本当は弁当以外の単品を頼んでもらうか、私のように懐石料理として頼んでほしいお店であることがよくわかった。

懐石で頼んだら余計な注文はしなくなるのでよいが、単品でイロイロと頼みだしたら食事だけで1〜2万円くらいにはなってしまうことだろう。
木でできた簡素な椅子なので、長居できそうにないところが気になったが、座敷があるのなら話は変わってくる。

ただ、弁当が売れているために、単品料理や懐石を全面に打ち出したくても打ち出しにくいように思っているお店のニュアンスもよくわかり、その方向への対策は全くなされていないのが現状。

致命的なのはクレジットカードが使えないこと。
弁当を売るだけならそれでも構わないが、今どき「カードは使えまへんのどす」と京都弁で言ってみたところで通用するわけがない。

カードのことに限らず、悪い意味で昔ながらのまま放置されたまま改善されていないところが、この料理屋さんに限らず多くのお店で見受けられる。
仕事柄そういった側面がいくつも目についてしまう。
職業病?(^^;

せっかく料理人の腕がいいのに、もったいない展開をしているお店だなあと思った。
( 辛口に言っているだけで、普通に行けばほとんどの方が気に入るお店になるかと思う。)

志る幸

志る幸外観

さて、せっかくホテルに缶詰を自ら強いているのに、肝心の仕事のほうがいまいち進んでいないなあ(汗)

2006/05/02 火曜日

GWは音楽と映画の日々?

Filed under: (主にクラシック)音楽 — 咲本 @ 01:15:33

HMVからCDが7点一気に届いて、音楽鑑賞にあけくれた一日。

といっても、届いたもののうちチェリビダッケの4点聴くだけでタイムオーバー。

チェリビダッケ/ブルックナー交響曲第7番 チェリビダッケ/ブルックナー交響曲第7番



Amazonでは見かけないと思っていたら、輸入盤で発売されていた。
前から是非とも聴いてみたかったチェリのブルックナー7番であった。
さすがにチェリ最晩年のミュンヘン・フィルとの演奏だけあって、これ以上ゆったりとしたテンポはないだろうといえるところから、ロマンチシズムに陥ったような側面は微塵もなく、細部の音にまで行き届いた繊細かつ分厚いサウンド(一見矛盾した表現であるがそうとしかいいようがない)で最後まで惹き付けてやまない80分間の熱演。

輸入盤のわりにはジャケットデザインがチェリの音楽をよくあらわしていてgood.
ちなみにジャケット内側の写真も禅僧とチェリとのお茶席の場を撮影したもの。

↓お次は同じくチェリのベートーヴェン第九

チェリビダッケ/ベートーヴェン交響曲第9番 チェリビダッケ/ベートーヴェン交響曲第9番



HMVでチェリ作品を探していると有名曲も発売されていたので、迷わず購入したもの。

これまた最晩年のライブ録音なので、こんなゆったりとした第九を聴いたのは初体験。
もちろん緩慢さは感じさせず、緊迫感を秘めつつスケールの大きさを感じさせてくれる。

チェリビダッケ/ショスタコーヴィッチ交響曲第1番&第9番 チェリビダッケ/ショスタコーヴィッチ交響曲第1番&第9番


チェリの指揮するブラームスとブルックナーが大好きな私としては、おそらくマーラーはチェリが好まないだろうからCDなんてないのだろうけれど、ショスタコーヴィッチは演奏していてもおかしくないと思っていたところ、やはりあった!
第1番は今回聴くのが初めてであったが、第9番は普段から聴く好きな曲。
ロシアらしさ?はないが、細部にまで神経が行き届き、淡々と演奏しているところがチェリらしい。

チェリビダッケ/モーツアルト レクイエム K.626 チェリビダッケ/モーツアルト レクイエム K.626



モーツアルトのレクイエムもチェリのアルバムであったらみんな喜ぶだろうなとまさに思えるものがあったのだから即購入したもの。

予想どおり誠に美しい。
そしてもうひとつの予想は外れた。
今回購入したチェリの演奏の中で最も感動深かったのがこのアルバムであったこと。

それにしても、明日以降もCD三昧となりそうな予感(^^;

CD注文する時に気づいたけど、輸入盤が国内盤といっしょに日本語で紹介されているので、普段Amazonで日本語で表示されている国内盤だけを対象に注文している立場としては、とてもスムーズに輸入盤に手が伸びる。
とかいいながら、このブログを書きながらHMVのサイトを見ていたら、私がほとんど観ることのない映画ジャンルの中で、唯一といってもよいほど気に入っている鈴木清順監督のDVDを見つけて、すぐ入手できそうな3点の購入ボタンをプッシュ。

GWはもともと仕事も入っていたわけなので巷のような大型連休気分にはなっていなかったわけだが、HMVでの注文で期間中の過ごし方が何となく見えてきたような(苦笑)
HMVジャパン

2006/05/01 月曜日

【大学院生用】TBによるテーマ提出ページ

Filed under: お知らせ — 咲本 @ 12:56:57

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